2020/08/06
【東京】「前向きにユーザーの希望に寄り添う生コン工場の存在が不可欠だ」都屋建材

「miyakoya_concrete 梅雨明けし、照りしきる太陽。 猛暑の中ですが透水性コンクリートを出荷しました。 職人さん 炎天下のでの作業お疲れさまでした。 #透水性コンクリート #ドライテック #土間 #車庫 #雑草 #庭 #ガーデニング #雨」(Instagramより引用)。
https://www.instagram.com/p/CDf3rKRBMoW/?igshid=1q3yv5dvaktaq
梅雨明けし、照りしきる太陽。
施工Before。
出荷は東京都東久留米で操業する都屋建材。
ご縁は関東建材の雄、内田商事。
以降、そのフットワークの軽さを武器に透水性コンクリートの施工実績を首都圏で伸ばしている。
「まるで普通の生コンのように」
届けられる透水性コンクリートは短時間で作業が終わることもあり、既存顧客のハートを鷲掴みにしているようだ。
施工開始。
現場は目地(あるいは施工スパンの区分)としてコンクリートブロックが設置されている。
この時ポイントになるのは「はかま」と呼ばれる設置ようのモルタルと天端(てんば)のクリアランス(厚み)をなるべく確保すること(理想は100mm)。
適当な画像を見つけることができなかったのだが、とにかくこんなふうな形状でブロックなどを設置するときにハカマ状に垂れ下がるモルタル部分と天端(ブロック上面)の隙間(クリアランス)が薄いと材料の付着しない場合はくりやひび割れの原因となる。
(出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/kakuyasuya/119e-mejiou-j-67.html)
一輪車で運び込まれ敷設された材料はトンボで平坦性が確保され、右奥の作業のようにプレートコンパクタ(30kg)で転圧仕上げで完了。
施工After。
翌日の様子。
車両の乗り入れについては土間コンと同等の時間を確保するよう推奨されている。
見ての通り真っ平らではあるけれど、水はけの問題は解消されている。
もちろん、一生雑草に悩まされることはない。
表面は「白いアスファルト」のように見た目ゴツゴツしている。
このゴツゴツがあるからこそ表面の水は地下に向けて浸透していく。
施工実績の模様は都屋建材の公式Instagramアカウントで紹介されている。
現在350工場、800工場までの道のりが鍵
今、目下の問題となっているのが「欲しいんだけどどこに頼んでいいかわからない」。
生コンなら、付き合いのある生コン屋さんに電話一本だ。
ただ、残念なことに透水性コンクリートの場合は現場生コンのように身近にはなっていない。
現在350工場。
15年前は0工場(透水性コンクリート《ドライテック》の場合)。
ようやく関東など人口密集地の一部ではリピーター施工者も増え日々の景色になり始めようとしている。
常に生コンポータルが標榜しているのは「誰か特別な金持ちのための商品にしてはならない」ということ。
誰でも。
家を建てる人は、冷蔵庫やカーポートを頼むように、当たり前に「選べる」存在としての透水性コンクリート。
そうでなければ、本来の意味で環境や社会に貢献することはない。
そのためには、とにかく生コン工場(供給体制)800工場の達成。
梅雨明けし、照りしきる太陽。
ここから建設現場の本番だ。
ようやく生コンがせいせいと打てるようになる。
そんな時に「生コンが届かない」なんてことにならないように。
都屋建材のようなとにかく前向きにユーザーの希望に寄り添う生コン工場の存在が不可欠だ。
少しでも興味のある生コン工場実務者がおられたら一報寄せて欲しい。
施工者の方でも取引先の生コン工場を紹介してもらいたい。
宮本充也