2020/09/14
【千葉】「図面に書いてある《土間コン》ですが、透水性コンクリートに変更可能ですか?」サンクス・小林建材

千葉県船橋市。元の設計(図面)は土間コンクリートでしたが施主より「ドライテックに変更できますか」と尋ねられる。サンクス営業設計の新原さんが見学会に参加されて今回施工指導付きで採用。
製造:小林建材(株)鎌ヶ谷生コン、施工:サンクス(担当:中村一久、30m2、100mm厚、6名、2時間、庭コン)。
施工動画
設計(図面)では土間コンクリートになってても変更できます
施工Before。
元々の図面(設計)では土間コンクリートになっていた。
お施主さんがインターネットで見つけられた透水性コンクリート《ドライテック》をご希望された。
図面に土間コンクリートとなっているのであれば変更不可能と思われている方ももしかしたらいるかもしれない。
今回施工のサンクスさんのように良心的な施工者さんであればお施主さんの希望になるべく応えてくれる。
施工経験のなかった透水性コンクリート《ドライテック》だったが、職員の営業設計新原さんが最寄りで開催されていた施工見学会にお立ち寄りいただきこの度の採用とあいなった。
※全国各地で開催されている透水性コンクリート施工見学会やセミナーはこちらで会場を確認できます。施工者さんにお勧めしてみよう!
施工スタート。
アプローチ兼駐車場には集水ますやメーターボックスなど役物(やくもの)が密集しており転圧が課題となる。
写真のように「タンパ」と呼ばれる道具で丁寧に役物周りを締め固める。
広い部分は通常のプレートコンパクタ(30kgタイプ)で転圧可能。
プレートの取り扱いにとてもなれておりとても平坦に仕上げられている。
施工After。
アプローチ部分。
平らでありながらも、雨の日に水はけに悩むこともない。
もちろん、雑草が生えてくるなんてこともない。
施工After2。
駐車場部。
元々の図面では土間コンクリートとなっていたが、こうしてお施主さんの希望は叶えられ、大地の呼吸を止めない舗装で家周りはきれいに整備された。
打ち水をすることで夏場環境温度も下がり涼しい風も吹き始める。
これから本格化する台風シーズンでも水はけに悩むこともない。
30m2、6名、2時間での施工終了となった。
「図面に書いてある《土間コン》ですが、透水性コンクリートに変更可能ですか?」
一生に一度の買い物だ。
特にコンクリートは1度施工したらそう易々と取り替えたりするもんじゃない。
今のエクステリア・建築外構の常識的舗装といえば残念ながら《土間コンクリート》。
およそ全て、大半のエクステリアの駐車場・舗装といえば《土間コンクリート》と設計図面に記されているはずだ。
その分野にイノベーションを起こそうとしている舗装材が、透水性コンクリート《ドライテック》。
「カーポート駐車場といえば土間コン」
「とりあえず生(ビール)」に近い思考停止に果敢に挑戦している。
その供給を担うのは全国に3,000工場以上を数える地元の生コン屋さん。
インターネットと企業間連携を通じて新しい供給インフラが構築され、思考停止を打破し新しい常識を作ろうとしている。
大地は呼吸を止められず、蓋されない。
降雨(貴重な水資源)は無駄にされることなく樹木の根系や地下水系に還元される。
何にも覆われていなかった大地を取り戻す。
「変更可能です」
仮に、「やったことないのでできません」なんて答えが施工者から放たれたら。
その会社はまるで顧客のことを考えない不届きものとなります笑。
悪いこと言わないから早めに良心的な施工者さんに問い合わせを。
生コンポータルでは常にお客様の立場に立って真面目に仕事をしている施工者さんや製造者(生コン工場)を求めて活動しています。
一生に一度の庭づくりに後悔しないで楽しんで欲しいと思ってます。
宮本充也