2020/09/17
【東京】「他人に勧める前にまずは自分が採用してみよう」都屋建材

東京都福生市。老舗壁材メーカーフッコーからの提案で設計事務所の職員の方がドライテックに興味を持ち、採用に先立って実家の外構舗装に試しに施工した。これぞ、プロの心意気。顧客に提案する前に、まずはご自身のご自宅に採用すれば、その提案力にも深みが増す。
製造:都屋建材(担当:都築晋也)、施工:匿名希望(90m2、100mm厚、6名、3時間)
他人に勧める前にまず自分から(設計)
施工Before。
老舗壁材メーカーの仕事は設計事務所に自社の仕上げ材を提案する《設計スペック》。
その顧客には多くの有力設計事務所を数える。
内外装に加えて、建築外構の舗装として透水性コンクリート《ドライテック》も提案される。
透水性コンクリートに求められる曲げ強度を確保するために配合されるキーバインダーの製造はフッコーによるもの。
セメントコンクリートには苦手となる「付着強度」「曲げ強度」の領域は仕上げ材メーカーフッコーのお家芸だ。
施工Before2。
アプローチ。
フッコーより提案された《ドライテック》に興味を持ったのはとある設計事務所の職員の方。
「他人に勧める前にまずは自分が採用してみよう」
これぞプロの心意気。
ご実家の建築外構舗装に透水性コンクリートの採用となった。
施工スタート。
平坦性を確保(均し)するためにはトンボや手前に写っているプラゴテ(木ゴテ)が用いられる。
設計の立場から現場に立ち会いその施工フローをじっくりと確認。
プレートコンパクタ2台動員。
均した後から追いかけて仕上げとなる。
早い。
透水性コンクリートの特徴(強み)の1つに写真のように「転圧直後に型枠撤去」が挙げられる。
この特徴により施工の中断(休憩など)が任意に行われやすく、さらにはその部分を突き合わせ目地とすることもできる。
通常の生コンはスランプがあるためこうはいかない。
施工After。
90m2を6名で3時間。
通常の生コンなら今ごろブリーディングが引くのを待っているところだ。
2時間程度経過してから今度は金鏝を使って仕上げる。
とても3時間などという時間で済む話ではない。
施工After2。
ご実家の外構舗装を通じて透水性コンクリートの施工性能を体感する。
今後は供用性能を実感することになるだろう。
完全に真っ平らなのに雨の日水たまりになることはない。
もちろん、土間コンクリートと同様草が生えてくることがないばかりか、路面に滞水しないことでコケ・カビの生育で汚れることもない。
打ち水をすることでそよ風がそよぎ始める。
その経験をもとに透水性コンクリートは今度は実際の顧客に提案されるようになる。
「最初から図面に」描かれる舗装材として。
土間コンクリートのように、さも当たり前に。
まずは自分で試してから採用する人が増えてきた。
これは任せて安心。
洋服屋さんで「僕も気に入って2着着まわしてるんです」と言われるとなんとなく納得してしまうあれか。
「ああ、この人も実際に試してみて、その良さを理解してるんだな」
という。
これが、カタログに記載されている内容を誦じているだけのものとはその迫力において圧倒する。
「ああ、本当に快適な庭ライフなんだな」
「この人本当に庭で過ごす時間が増えてそう」
「目を輝かせて庭キャンプを語ってるよ」
的な。
そう考えてみると、どうだ、この僕の自宅は透水性コンクリートだ。
生コンポータルの職員の自宅の駐車場は透水性コンクリート率が高い。
そもそも家を買い求めた職員の100%は自社の製品である透水性コンクリートを採用している。
どうだ、この説得力は。
売っておきながら、自宅の駐車場はスタンプコンクリートです、みたいなことではない。
「よく行くレストランの店員さん、お客さんとしてもよく見かけるな」
という驚異の説得力。
他人に勧める以上、自分も採用する。
この心意気。
まずは自分で試してから採用する人が増えてきた。
この事実は、それだけ透水性コンクリートの機能が玄人をも唸らせる本物である証左ということができる。
さあ、あなたも唸ろうではないか。
透水性コンクリートの驚異のパフォーマンスに。
一生共に暮らす庭なのだ。
妥協しない楽しい庭づくりを記念する。
「僕のお庭にも透水性コンクリート採用したんですよぉ。とってもいいですよ」
宮本充也