2017/11/22
「パーミアコンとドライテック」 透水性コンクリート・土間コン

大分綜合建設にて開催された透水性コンクリート施工体験会にご来場された企業様からのご採用。大分県大分市。製造は大分綜合建設。住宅外構110㎡。製造・施工には同社の九鬼さんが立ち会って無事施工完了
土間コンの当り前が変化している。
透水性コンクリート舗装
といえば尊敬をする佐藤渡辺社の、
パーミアコン
が代名詞となっている。
思えば透水性コンクリート事業の駆け出しのころ、
パーミアコンの成功を憧れ、
パーミアコンの背中をひたすら追いかけていたものだった。
実際に案件でパーミアコンとの競合が発生し、
もちろんそのほとんどは実績に勝るパーミアコンに譲っていたが、
中には物珍しさを評価いただき、
僕たちのドライテックを採用いただくケースもあった。
そんな風にして僕たちはパーミアコンの背中を追いかけていた。
土間コン
その後紆余曲折あって僕たちの市場と先駆者であるパーミアコンの市場は異なる
という事実に気付かされることになった。
佐藤渡辺社は道路会社。
そして僕たちは生コン会社。
住む世界も強みもなにもかも違う業態が生み出す製品は、
その強みも適用されるべき分野も違う。
そんな当たり前のことに気付いてきた。
パーミアコン
大規模案件に採用され国内の著名な建築の外構や、
有数の公園の園路などでの実績が多数。
みため、
超かっこいい。
尊敬しています状態。
確かに巨費を投じられたプロジェクトってのは垂涎の的。
ただ、よ~く、冷静に考えると、本質が見えてくる。
イケメンはイケメンの闘い方。
三枚目は三枚目の闘い方とでもいおうか。
冷静に考えると、
パーミアコンは住宅外構に使用されているだろうか?
という問いかけが重要。
※大分綜合建設さんで開催された透水性コンクリート見学会に来場された会社さんかで採用
※大分県大分市の住宅外構
※住宅外構の規模としては110㎡と大きめだがそれでも道路からすれば「小規模」の部類
※あっという間の施工完了
大分綜合建設にて開催された透水性コンクリート施工体験会にご来場された企業様からのご採用。大分県大分市。製造は大分綜合建設。住宅外構110㎡。製造・施工には同社の九鬼さんが立ち会って無事施工完了
大分綜合建設さんでは自家用物件でもう1物件予定しているということだ。
すみ分け
という言葉がある。
生コン工場という魚は道路会社という魚と同じ市場を泳ぐべきなのだろうか?
という問いかけ。
新規事業走りたては夢を持ち先行技術にあこがれる。
これは仕方ないことなのかもしれない。
ただ、道路会社は道路会社として数十年の業歴を重ねる。
その中でその強みを蓄積してく。
それと同じことのように僕たち生コン工場も、
数十年という業歴の中で自分たちの強みを磨き込んでいく。
生コン工場の泳ぐ市場は道路会社のそれとは違うのだ。
住宅外構
この規模感においては僕たちの右に出る業態や製品はないだろう。
今は自信をもってそう言えるようになった。
全国には3,400ともいわれる生コン工場が存在する。
彼らは地元の小さな物件(=土間コン)にも生コンを供給している。
そこが住む世界、
泳ぐ市場だったのだ。
日本社会全体で考えればパーミアコンとドライテックはパートナーとみることができる。
よく競合製品というふうにあだ名されたりもするけれど、
実は手を取り合って日本における透水性コンクリートの普及に貢献している。
そうみることもできるかもしれない。
日本の全舗装市場のたった5%がコンクリート舗装。
たった5%の中のさらにたった5%が透水性コンクリートの市場といわれている。
そんなニッチな市場で奪い合いはばかげている。
そもそも分母を広げていくことを考えなければならないだろう。
透水性コンクリートの普及に携わることができて、
少しずつ物事の道理というか社会の成り立ちを理解していく。
こんなに楽しい仕事はあまりないのではないだろうか。