2020/10/01
「隙間(空隙)から雑草生えてきたりしないの?」「数年経つと土間コンと同じように汚れるんでしょ?」

透水性コンクリートを検討するにあたりよく寄せられる疑問、「隙間(空隙)から雑草生えてきたりしないの?」。商談で訪ねた埼玉県最強のパートナー渋谷建材の大曽根工場長が「これ、見てください」と自信を持ってその証拠を示す。
隙間から草は生えないし、土間コンのようにすぐ汚れない理由
「見てくださいよ、これ」
自信たっぷりな様子で渋谷建材の大曽根工場長が示したのは路盤と透水性コンクリートの隙間から生えている雑草。
渋谷建材の職員の皆さんが利用する駐車場には「実験用」「練習用」として透水性コンクリートが舗装されている。
もう、数年経った透水性コンクリートの今の姿だ。
よく寄せられる質問。
「空隙から草生えてきたりしないの?」
この様子を見れば一目瞭然。
アスファルトも土間コンもそうだがもちろん隙間(目地や建物との境など)からは雑草は生えてくる。
それは、不可避。
そのイメージを持って「隙間(空隙)から雑草が生えてくるはずだ」と思われる方がなんと多いものか。
僕たちプロにとっては「そんなことありえない」となるのだが、一般の方々は新しいものを採用する際にはこんなことも気にする。
改めて一般の視点というのは参考になる。
大曽根工場長によれば「全くメンテ(草抜きなど)してません」ということだった。
路盤と透水性コンクリートとの隙間からは雑草は生えるが、肝心の透水性コンクリートの隙間からはぺんぺん草の1本すら生えていない。
さらに驚いたことには手前未舗装の部分にはコケが生しているのに、透水性コンクリートの表面には一切コケ・カビの繁殖が見られない。
表面に滞水するいとまが無いため、植物の育成が不可能なのだ。
だから、いつまでも、綺麗。
それが、透水性コンクリートの真骨頂。
隙間から草が生えたり土間コンが汚れたりする原因は「水」
冷静に考えても見れば、草もコケも植物だ。
植物の生育に必要なのは無論「水」となる。
確かに空隙は隙間なので草生えてきそうというイメージはわかる。
ただ、その生育に必要な水は抜けちゃうからとどまっていない。
生育しようにも水の供給がたたれる隙間であるため草も生えようが無い。
それは、同様にコケ・カビにも言える。
「土間コンて最初は白くて綺麗だけど数ヶ月ですぐに汚れる」
これは誰も異論がないはずだ。
でも、なんで汚れるか冷静に考えたことがある人はそれほど多くないはず。
写真は4年経過した土間コンクリート。
表面には滞水するために雨水に溶け込んだ汚れやカビなどでどうしても数年経てば黒く汚れてしまう。
※それでも、比較的綺麗な状態に保たれている土間コンクリートであることを付記しておこう。
(出典:https://selexy-e-niwa.com/blog/1139/)。
汚れは水と共にやってくる。
例えば、雨樋。
雨になると常に水びたしになる場所は見てみればわかるが汚れてる。
大気中の汚れなんかも雨水に溶け込んで乾けばそこに止まる。
一方、透水性コンクリートは表面に水が残らない。
表面を流れたりすることもない。
即座に乾く。
透水性コンクリートの表面が土間コンと違って汚れづらい理由は、
「表面に水が残らないから」
ということになる。
何事も新しいもの(例えば透水性コンクリート)に対しては疑ってかかれ。
その姿勢は大切だと思う。
みんな善人ばかりということはない。
emotetも大流行している。
悪意を持った第三者というのはいつの時代にもいる。
だが、あなたにとっては新しい透水性コンクリートかもしれないが、こちとら15年普及活動に携わっている。
こんなに長いこと携わっている人は日本国内を見渡してもそんなにいないはずだ。
世界中見渡してもいないと思う。
そんな僕は毎日せっせとコンクリートに関するブログを3本書いている。
当ブログは今日で4年と7ヶ月と1日目の2本目のブログだ。
これをあと5年と5ヶ月、つまり10年は絶対に継続しようとコミットしている。
顔と名前も晒してブログを書いている(「グラサンかけてるじゃん」というツッコミもあるが)。
まあ、良い。
もう数年で土間コンといえば透水性コンクリートになっているはずだ。
日々ビシビシと感じている。
もう、水を通さない土間コンの駐車場なんてあり得ない。
そう固く信じている。
安心して採用したらいいと思う。
僕がいうのだから間違いない笑。
宮本充也