2017/12/12
「土間コンの市場はブルーオーシャンだ」 香川・見学会

ちょっと真面目に。
今後の生コン業はどのように生き延びていくか?
誰しもが考えていることだろう。
生コンというテーマを選んだ人なら。
「やべ、貧乏くじ引いた」
そう思っている人も中にはいるかもしれない。
なぜならば下りのエスカレーター。
2020、2025、2030、、、
節目ごとにシフトチェンジ。
坂を転げ落ちていくように低迷が目に見えている業界。
生コン業。
生コンの活路を見出す。
昨日は香川県生コンクリート工業組合で技術見学会が開催された。
僕たちが10年以上かけて取り組んできた技術。
透水性コンクリートの見学会だ。
(いつもはちゃらちゃらと「キターーーーーーーーーー! 香川!次世代の土間コン♪」みたいな書き出しをするのだが、相手が工業組合ともなるとそうはいかないので今回はこのような書き出しにしてみた。)
※応接室で透水性コンクリートの技術解説をするまさつ
※製品チェック(右手が微妙に入っている)
※チェケラッチョ
※総勢56名もの関係者にご参加いただいた
※朝一で撮影した香川県生コン会館のエントランス。すげー豪華
※今回の見学会ではおよそ60㎡を対象として透水性コンクリートを敷設・仕上げがされた
コンクリート舗装(土間コン)の市場はブルーオーシャンだ
これまでの生コン産業は、
待ち
でよかったかもしれない。
橋やビルがバンバン建設された。
それに必要な材料を僕たちは求めに応じて供給すればよかった。
いい時代は終焉し、
あらたな時代の新たな要請に僕たちは答えなければならない。
新しい海に危険を顧みず船出しなければならない。
我が国のコンクリート舗装率はたった5%
あらたな市場開拓を考えたときに、
コンクリート舗装(土間コン)
意外にボリュームを期待する分野はない。
やれ、
曲げ型枠が重いだの、
取りが悪いから建築がいいだの、
製品管理が面倒だの、
そんなふうに文句たれている場合ではないのだ。
松永理事長以下香川工組各位の意識は違う。
別の記事でも紹介予定のことではあるが、
香川工組の姿勢は目を見張るものがある。
どの工組よりもいち早くこの透水性コンクリートに着目し、
関係者を56名も集めて見学会を開催した。
すごい。
挨拶に立った松永理事長の言葉も僕たちを鼓舞する素晴らしいものだった。
※松永理事長(左)、右は僕の恩人古田専務理事
今後の生コン業はどのように生き延びていくか?
先ず、この問いに応えるためには、
個社(単独1社)
だけの力では到底応える耐力を持たない。
工業組合、
つまりは、
業界団体としての回答が必要となる。
その意味で今回の香川工組の見学会は一つの具体的な答えだったと思う。
来場された方々の反応も上々だった。
確実に動き出す。
そんな予感を十分に感じさせるものだった。
香川工組、そして次の工業組合
さらに、県学会の輪は広がっていく。
僕たちが誇りをもって仕事をできる生コン業。
その創造のきっかけとしての透水性コンクリート。
これからの時代の新たな生コン業を創るのは、
個社の熱意と業界団体、仕組みとしての挑戦がカギとなる。