2018/02/16
「北国で土間コンが嫌われる理由」 ブリーディング

この水が引かなければ仕上げ作業ができない。土間コンの運命である。もう、お分かりだろう。暑い地域はすぐ乾く。寒い地域はいっこうにかわかない。それが、ブリーディング水。
※銭形平次 Vs クールス
北日本雪合戦大会をご存じだろうか?
雪合戦は単なる雪の遊び。
僕はそう思っていた。
この漢、上野克浩に会うまでは。
※右 刈屋建設営業部長、上野克浩氏(強豪チーム銭形平次の選手)
映像をご覧いただいただろうか。
もう、これは遊びじゃない。
バトルだ。
静岡県東部地区にもビヨンドⅡというチームがあるそうだ。
雪がない地域なのにけなげに頑張っているそうだ。
がんばれ、ビヨンドⅡ
というわけで、生コンブログの始まりである。
雪合戦の話を伺いに行ったわけじゃない、盛岡。
盛岡でもいよいよ透水性コンクリートの伝説が始まる。
寒い地域であればあるほど嫌われているようだ。
土間コン
沖縄でもセミナーをやったことあるのでわかる。
「土間コンて大変じゃないですか?」
の問いかけに沖縄では、
ぽかん
という反応があった。
それほど大変じゃないけどね
みたいな。
一方、盛岡の反応は、びしびしだった。
びんびん飛んできた。
「超大変だよね!」
みたいな。
なんで寒い地域で土間コンが嫌われるのか?
生コンクリートにはブリーディングという現象がある。
※引用;https://www.s.arch.mie-u.ac.jp/hatanaka-lab/2005HP/durability/dura4.html
※このように土間コン表面に水が浮いてくる
この水が引かなければ仕上げ作業ができない。
土間コンの運命である。
もう、お分かりだろう。
暑い地域はすぐ乾く。
寒い地域はいっこうにかわかない。
それが、ブリーディング水。
だから、絶対に朝一から施工したい。
なにが何でも朝一注文を入れたがる。
一方生コン屋さんが揃えている生コン車の数には限りがある。
すべてのご要望にお応えすることなど不可能。
これが、北国で土間コンが嫌われる理由。
このブリーディング水ややもすると凍ってしまうのだ。
すごい手ごたえを感じた。
・ブリーディングがないし仕上げも転圧だけだから夕方から施工できる
・メッシュ要らないから下準備もないし足元も安定して土間コン打ちができる
・水勾配を気にしなくていいから楽に作業ができる
こんなにびんびんな反応をいただいた盛岡で僕はご満悦だった。
一言一言発するたびに「そうだよね!」みたいな共感をいただいたのだ。
そんな理由でこれからは間違いなく新時代の土間コン
透水性コンクリート
(仮にブリーディング水が発生しても透水しちゃうだろう)
が盛岡地区つまりは岩手地区で広がっていくだろう。
毎度怪しいFAXにもかかわらずご来場いただき誠にありがとうございます。
3月中には施工見学会を盛岡地区で開催するのでどうぞご来場ください。
※透水性コンクリート施工の様子
コンクリートで不幸になる人を0にする
生コンポータルの願いです。