2020/10/17
【北海道】「アスファルト、土間コン、インターロッキン《以外》で」タケザワウォール・大世紀生コン

札幌市手稲区。新築戸建て住宅の外構舗装で、アスファルト、土間コン、インターロッキング以外の舗装材を探していたら、透水性コンクリート《ドライテック》を見つけた。YouTube、庭コンを見た上で施工タケザワウォールに連絡。意匠性も加味したいとの事でカラー砂利目地を設置。
製造:大世紀生コン、施工:タケザワウォール(担当:竹沢晴也、42m2、100mm厚、3名、2時間)。
「アスファルト、土間コン、インターロッキング《以外》で」
目地にはカラー砂利を採用。
従来こうした目地(スリット)は水切りと言って排水のために設置されるものだが、こちらハイセンスなお施主さん、
「意匠性も加味したい」
という希望が寄せられタケザワウォールで提案し採用された。
建物もさすがはハイセンスである。
こりゃ、確かに「アスファルト、土間コン、インターロッキング以外で」というご要望も納得できる。
この建物、外観にアスファルトなんて台無しだ。
目を塞ぎたくなる。
また、土間コン(旧土間コン)もインターロッキングブロックもいわゆる「スペシャル感」に乏しい。
どこでも見かけることができる。
こんなハイセンスなお宅には不釣り合いだ。
だからこその、ドライテック。
納得。
2020グッドデザイン賞ベスト100(グランプリは月末発表予定)にも選ばれた実績もあるし。
わかる人にはわかるんだなあ。
この素晴らしいデザイン性能。
また、別のある日の写真。
もう、このあたりだけ全く別次元の空気が流れているようにクールである。
こちらの現場の様子はタケザワウォールさんのInstagramでも紹介されていた。
「インスタ映え」
のお手本のような投稿だ。
ドライテックの素材感がカラー砂利や他の舗装材と見事に調和しており、オンリーワンのエクステリア空間が実現している。
ほんっとにハイセンス。
脱帽。
ある意味今だけ、「透水性コンクリートのスペシャル感」。
生コンポータルでは、
「数年以内に透水性コンクリートが土間コンクリートの標準になります。新土間コンです」
と、こう豪語している。
だから、数年しか消費期限ないけども笑、今はまだ透水性コンクリートを採用することにより、今回のハイセンスなお施主さんのように特別感を楽しんでいただける。
現時点では旧土間コン(普通の土間コン)が駐車場の舗装といえばど定番だ。
札幌地区やアスファルトが採用されることもあるし、予算が幾分ゆとりのある外構工事であればインターロッキングが選ばれることもある。
ただ、それ以外に選択肢がない、と考えられているのが駐車場舗装分野。
だから、この数年の期間限定で、透水性コンクリートを採用することが「ハイセンス」と考えられることになる。
ただ、10年経ってしまうと、ダメだ。
もう、その頃には、新土間コンとしての認知が広がり、
「ああ、これ(透水性コンクリート)、土間コンでしょ?」
くらいの認識になってしまう。
「おっ、ハイセンス!透水性コンクリートじゃん!」
は、儚い、すぐに終わってしまう。
だから、今こそ。
今こそ、透水性コンクリートを選ぶべきなのだ笑。
まあ、何年経っても目(空隙)はつぶれないので水たまりも永久にできない。
路面滞水しないからコケ・カビ等(もちろん、雑草)の生育も抑えられる。
斜め(水勾配)にしなくても大丈夫。
見た目の特別感以外にももちろん旧来の舗装材に比べればアドバンテージだらけ。
本当、使わない手はない。
先日驚いたことがある。
当社(長岡生コンクリート)の職員で最近家を買い求めた人たちは全員お庭に透水性コンクリートを採用している。
「ドライテックにしてよかった」
とその後周囲に漏らしている笑。
「自分が勤めるレストランに休みの日にご飯食べにいくようなもん」
それだけ、透水性コンクリートの価値は素晴らしいということを意味している。
と、どれだけいいことを書いても所詮情報発信者は生コンポータル。
「悪いこと書かないだろ?」
とさっ引いた感じで情報は伝わるのだろう。
悪いことは言わない。
透水性コンクリートにしなければ後で絶対に後悔する。
そのくらいの自信を持って僕たちは普及活動に携わっています。
宮本充也