2020/10/27
【東京】「なぜ、ドライテックは売れるのか?」戸越建材・ワイエイ.ケイ

東京都目黒区。新築戸建て住宅外構舗装整備。写真でもわかるように水勾配が取れない、敷地も奥まっていて排水計画が難航するなどの理由で採用。当該物件は設計段階からフッコー(キーバインダ製造)による提案で採用されていた。
製造:戸越建材、施工:ワイエイ.ケイ(31.6m2、100mm厚、4名、3時間)。
奥まった敷地で水勾配とれない
施工Before。
「奥まった敷地で水勾配もとれない」
設計段階からの懸案を、透水性コンクリート《ドライテック》なら解消できる。
スペック営業(設計折り込み)が得意のフッコー(老舗塗り壁メーカー、キーバインダー製造)からの提案で設計に組み込まれる。
今回はその案件が実際に工事として発注されたもの。
東京都目黒区。
都心の一等地ではどんな建物だって普通は敷地が制限される。
排水まわりで金額が激変してしまうことだってある。
こうした都心部でも透水性コンクリートがソリューションになる好例でもある。
今後、こうした案件は増加の見込みだ。
所定の容器に入れて30回シャッフルはプレートで転圧した状況を再現している。
まず、骨材と骨材の間の空隙がペーストで埋まっていないこと。
独特の艶があって、乾いていないこと。
さらに、試料を排出した後の容器に付着したペーストが写真のようにすだれ状でまばらであること。
こうしたことがチェックポイントとして現場では確認されている。
施工After。
水勾配や水切り(スリット)の類は見られないがこれで全く排水のことを気にしなくていいのだからこれまでの常識から比べたら奇跡みたいなものだ。
都心の一等地の住宅の外溝らしくスマートな庭の地面が完成した。
31.6m2の舗装がたった4名で3時間の出来事だった。
「水勾配がとれない」「排水がない」に困っている全ての人へ届け《透水性コンクリート》
「なんでこんなにいいものが普及してなかったの?」
意地悪のつもりかもしれないが、透水性コンクリートが当たり前ではなかったことにそんな質問を寄せる人がいる。
相手が友人や知人などあけすけに話せる相手なら、
「僕がいなかったからだよ」
とこう答えるようにしている。
年齢や経験もあるのだろうけれど、このところ物事に本質が見通せるようになってきた。
わかってきたのだ。
世の中で売れている大半のものは本質的に価値あるものだから売れているわけじゃない。
世間では「ニーズを掘り当てた」とか「顧客満足を創出した」などともてはやされている製品の数々。
全てはまやかしだ。
テレビや雑誌、新聞でもてはやされている売れている商品の全ては「売るための流通が出来上がっているから」売れている。
⚫︎既存メディアにおける情報発信のために用意された予算
⚫︎その受け皿たる流通(小売、物流体制)
長年蓄積されてきたこうした情報発信能力(テレビ、新聞、雑誌)とその情報を見て需要喚起された消費者たちの駆け込み寺(受け皿)としての流通(小売店など販売網)があるから売れる。
どうでもいいような商品でも売れる。
「なんでこんなにいいものが普及しなかったの?」
この質問は従来の大資本と流通網を前提に発せられたものだ。
中小企業である僕たち生コン工場にそんな情報発信力もない。
流通網だってなかった。
そして、それが、今、なぜ売れてきたか?
それは、
生コンポータルだけでも毎日3本以上記事を発信している。
現代のツールSNSやYouTubeなどでこれまで大資本のだけのものだった弛まぬ情報発信は5年目だ。
そして、全国の400を超える生コン工場が寄せられたニーズの「受け皿」つまり、流通網として形成されつつある。
もちろん、それと同じだけの施工者が透水性コンクリートを認知し実際に施工できるようになってきた。
これまで大資本しか持ち得なかった「自前の流通」を僕たち中小零細企業の群れも持ち始めたことを意味する。
これが、「なぜ、ドライテックは売れるのか?」の答えだ。
何も、ニーズに刺さったり、話題性がある、ということではない。
そんなものは商品として最初に全うしておくべき要件でしかない。
今、透水性コンクリート《ドライテック》には長きに亘った蓄積から多くの人と企業が関わっている。
それら全ての人たちが情報発信を行い、流通の受け皿(製造、施工など)として活躍している。
どこか単一の大資本の単一の商品ではない《ドライテック》。
これが本当の強みであることを今後世界は気づくことになるだろう。
これまでにないニュータイプの製品だ。
そして、このニュータイプ(情報発信と供給体制・流通)はさらなるイノベティブな製品を市場と顧客に送り出すことになるはずだ。
それは、「なぜ、ドライテックは売れるのか?」の答えと同様の理由で明らかなことだ。
宮本充也