2018/04/05
「専門家よりも詳しい素人|水勾配のいらない土間コン」

千葉市、元々芝のお庭。駐車場整備を計画をしたところ、土間コンの場合水勾配が必要となり、奥まで行くとブロックより高くなってしまう(20センチ以上上がってしまう)ため、ネットで生コンポータルにたどり着いた(検索は「透水性」)。本日の施工業者様も初めてでしたが、「これからも使いたい」との事でした。
嬉しい悲鳴という慣用句があるけれど、
今まさに生コンポータルはそんな状態。
毎日数件のご連絡を、
「WEBを見て」
お寄せいただいている。
なかでも最も多いお問い合わせが、
透水性コンクリート「ドライテック」
に関すること。
最近ではいわゆる専門家ではない人も様々に調べる手立てを得た。
ググる
逆に専門家の方がこの手段を講じない場合が多い。
どこかでインターネットのことを見下しているというか、
インターネットで得られた知識というのは、
「お遊び」
または、その延長線上だという固定観念。
どこかにこびりついているのかもしれない。
これだけ情報発信をしているのにもかかわらず、
専門家の企業からトンチンカンな問い合わせをもらう一方、
いわゆる一般消費者の方からはかなり的を外さない質問が寄せられる。
今回の現場もそのうちのひとつだ。
※施工開始状況
※これまたあっという間の完成。
専門家よりも詳しい素人
専門家は固定観念に縛られている。
「そんなもんは無理」
決めてかかって、ろくに調べようともしない。
調べる手段は、
ぐぐる
ではない。
仕入れ先の専門家(エクステリア資材メーカーとか商社)の話しか聞かない。
インターネットに書いてあることはそもそも、
仕事ではないものとして存在を位置付けている。
だから、得られる情報も限られてしまう。
僕も含めてこんなことってないだろうか?
そして、ふとした隙間に、
専門家よりも詳しい素人
そんな存在に出会う。
千葉市、元々芝のお庭。駐車場整備を計画をしたところ、土間コンの場合水勾配が必要となり、奥まで行くとブロックより高くなってしまう(20センチ以上上がってしまう)ため、ネットで生コンポータルにたどり着いた(検索は「透水性」)。本日の施工業者様も初めてでしたが、「これからも使いたい」との事でした。
インターネット。
20年前はもしかしたらテレビゲームの延長線上として、
もしかしたら娯楽の一種として捉えていた人もいたと思う。
今や、ビジネスの必携ツールとなっている。
セメント・生コンのような分野だとどうしても流動性が低い。
従来の流通体系の枠外を最初に否定する向きもある。
そのため、70年前と基本それほど変わらない生コンクリートを未だにせっせと製造している。
セメントも似たようなもん。
専門家よりも詳しい素人。
これからぼくたちものづくりのプロはこうした人たちの目にさらされることになる。
僕はこれをポジティブに捉えたい。
素人さんの目が肥える。
ぼくたちも今までと同じことをしていたら選ばれない。
だから、努力する。
そして、よりよい物作りがうみだされる。
生コンでいいこと。
宮本充也