2018/04/24
「常に頭を悩ませる水勾配|水勾配のいらない土間コン」

新築のカーポート(奥がガレージになる予定)舗装に水勾配をつけたくないため透水性コンクリートを採用。埼玉。生コンポータルでは随時実際の工事を見学会として公開しています
https://www.nr-mix.co.jp/calendar/index.html/
土間コンはよくみると斜め。
これは、水勾配と呼ばれる。
家から道路の方にむけて斜めに下がるのが一般的。
これは水はけのことを考えた配慮。
もしこれが逆だったら?
住宅周りや玄関先が雨の日に水浸しになってしまう。
だから通常舗装を整備する際にはこの、
水勾配
が設置される。
業者さんの悩みのタネの一つにこの水勾配がある。
例えば狭い敷地(玄関先など)に舗装を施工する場合、
「勾配がとれない」
そんな深刻な悩みもあるくらいだ。
仮に勾配をとってもうまく計画通り水が流れてくれない。
結果一部水たまりが発生してしまう。
そんな懸念だってある。
全国の見学会や生コンでいいことセミナー。
多くの業者の方にお話を聞くが、
常に頭を悩ませている土間コンの悪いことに、
水勾配
があるという。
水勾配のいらない土間コン
いつからかそんな風に名乗るようにしている。
今回施工されているこの土間コン。
多くの業者さんの悩みのタネである、
水勾配
つけなくてもいい。
逆になろうと、真っ平らにしておこうと、関係ない。
雨が降ってもたちまちその水は地面に吸い込まれてしまう。
だから排水を考える必要がまったくない。
これ、専門的な用語でいうと、
透水性コンクリートだからできること。
※普通に生コン車で届く。土間コンと一緒(渋谷建材さん)
透水性コンクリート
昔はこのことばを名乗って一所懸命売り込んでた。
透水性コンクリート
水を通すんです!
けど、お客様の欲しい価値はそこじゃなかった。
(透水性のお陰で)水勾配がいらないんです
そっちが欲しかったようだった。
以降まるで売れ方が変化してしまった。
お客様の視座に立ったものづくり。
やればやるほど身につまされます。
これからも数多くの交流を通して多くのことを学びたいと思います。
生コンでいいこと。
宮本充也