2020/11/01
「転圧はどのタイミングでやればいいの?」プロの施工者に指導する指導員養成《ドライテック施工指導マニュアル》動画

プロの施工者に施工方法のコツや要諦を現場で立ち会ってお伝えする役割「ドライテック施工指導員」。基本、まさつぐが東奔西走これまで担当してきたが、いよいよ普及が爆発し始めまさつぐの経験や知識を「伝えられる形」に変換する必要ができてきた。よくある質問「転圧はどのタイミングでやればいいの?」の答えも含む、「プロの施工者に指導する指導員養成《ドライテック施工指導マニュアル》動画。
熟練施工者(城所さん)とまさつぐが教える施工のコツの《伝え方》
左・熟練工であり長年ドライテックの施工に携わってこられた城所さんと、右・担当者まさつぐ。
ドライテックの現場が爆増し始めている。
その大きな要因の一つに、エクステリア資材販売日本一のエクスショップとの協業がある。
日本一の販売力でいよいよ見出され始めた透水性コンクリート《ドライテック》。
動画マニュアルなど施工要領をわかりやすく伝える各種媒体は整備されてはきたものの、それでも始めて施工する施工者さんからは、
「初めてで不安だから誰か立ち会ってくれない?」
と施工指導の立会の要望が寄せられることが多い。
そこで、圧倒的に足りなくなりつつあるのが、「施工指導員」だ。
現在、まさつぐの他に、生コンポータルでは宮本(僕)、小松、二見メンバーなどの弾がいつでも動けるようにはなっている。
その他全国各地の前向きな生コン工場の有志の方々にも協力いただいている。
ただ、それでも、足りない。
そこで、「プロの施工者に指導する指導員を養成するためのマニュアル」の動画を作ろうということになった。
以下は、その撮影の様子。
実際に施工しながら要所要所でまさつぐと城所さんの「ポイント講座」が入る。
完成した動画を観るだけで施工指導員は適切に施工者に施工のコツを伝えることができるようになる。
のみならず、「さらに自分の施工の腕を磨きたい」と思っている施工者の方々にも有益かもしれない。
「転圧はどのタイミングでやればいいの?」
おそらく、施工者から寄せられる最もよくある質問だ。
どのタイミング、材料がどんな感じになったら、時間的にどのくらい、見た目は。
この手の質問に対する回答は非常に観念的だったり抽象的になってしまう。
ただでさえ日本語がおかしいまさつぐが説明しようとしても、「何言ってるか本当にわかりません」となる。
だから、動画だ。
見た目だ。
五感に響くありとあらゆる手段の説明を駆使して「転圧のタイミング」を伝える。
鍵は、古今東西で通用する「触ってみる」というアプローチだ(他には、「匂い嗅いでみる」「食べてみる」などが古典的な手段)。
転圧のタイミングが遅すぎて骨材の周りのペーストが乾く(ドライアウト)などすると、硬化不良を起こし、骨材剥離や飛散の原因となる。
適切な状態を確認するためには一体どうすればいいのか?
「触ってみる」。
そんで、ペーストが手についているようなら、「まだ大丈夫」。
下の写真のようにほとんどペーストが手につかないようなら、それは乾きすぎ。
何らかのフォローが必要になってくる(詳細は動画で説明)。
さらに、転圧が早すぎてもダメ。
骨材と骨材の間の隙間をペーストが埋めてしまって水を通すための空間がなくなってしまうからだ。
毎日ブログ3本書いている、ちょっと文章を書くのが得意、みたいな僕だって、この手の説明は難しい。
半日がかりでじっくりと透水性コンクリート施工のプロセスを撮影し、都度プロの城所さんや現場立会経験の最も長いまさつぐの説明がなされた。
いわば、ドライテック施工総決算動画みたいな感じだ。
11月内には完成し、関係者向けに限定公開を予定している。
もし、この動画が欲しいよって方がいらしたらメッセージください。
きっとあなたの施工スキルも一段と磨きがかかることになるだろう。
宮本充也