2020/11/08
【徳島】「付き合いのある生コン屋さんに頼んでみよう」松尾建材

コロナ以降初のリアルで開催されたセミナーは徳島が誇る《変態》生コン経営者、松尾昭を擁する松尾建材。平日昼間の忙しい時間帯にも関わらず、普段土間コンクリートに携わる多くの施工者の方々を集めて華々しく説明会と施工体験会が開かれた。
製造:松尾建材(担当:松尾昭)、施工:松尾建材職員の皆さんDIY(8m2、100mm厚、4名、30分)。
付き合いのある生コン屋さんに見学会開催を打診してみよう
冒頭挨拶に立つ「生コン界の変態」こと、松尾建材松尾社長。
昨日(2020/11/07)14:00から同社で開催されたのは、
「透水性コンクリート施工見学会+松尾建材工場見学会」
実に場慣れした素晴らしいスタッフのハキハキとした司会進行とご案内で「とても生コン工場には見えない」会だった。
(「じゃあ、何に見えるの?」と問われれば、「よくわからない」としか言いようがない)。
そして、透水性コンクリート《ドライテック》座学の説明。
コロナもあったりで、こうしてリアルでセミナーやるのは僕も実に久しぶりとなる。
「皆さん、おめでとうございます。今日を限りに従来の土間コンの苦しみから解放されます」
せっかくなんで大きく出るようにしている。
これまでの土間コンの常識
- ブリーディングや仕上げなどで作業が1日仕事となる
- 左官屋さんと生コン屋さんの予定が合わず工期がずれる
- メッシュ配筋施工の面倒と打設中の足元の面倒
- いつも頭を悩ませる水勾配の問題
- 土間コン表面に発生する「色むら」と「ひび割れ」でお施主さんとトラブル
- そのほか面倒くさいが沢山
当初苦笑い、半信半疑で僕の説明を聞いていた皆さんも。
次の説明を聞くに従い首が縦に触れてくる。
「これが本当だとしたらすごいことだぞ」
と、こう顔に書いてあるのだ。
新しい土間コンの常識
- 夕方から打てる土間コン→完成までたったの30分(住宅外構)
- 午後なら生コン屋さんの予定も入りやすい
- 水勾配を考えなくてもいい、透水性コンクリート
- メッシュ配筋の設置不要、打設作業も楽
- ペーストがないから「色むら」がない「ひび割れ」が見えない
- その他ハッピーが盛り沢山
じゃあ、論より証拠で、施工見学会スタート。
施工Before。
およそ8m2の面積に施工する道具はたったこれだけ。
今回は生コン工場の一般職員の皆さんでDIY施工のため、なれないプレートコンパクタの取り扱いをしやすいようにと、薄ベニア(4mm)を準備。
見学しているだけでは物足りないということでプラゴテを手に取りいじってみる見学会参加者の方々。
施工After。
ものの30分で8m2を素人(生コン工場職員)が見事に仕上げてしまった。
見学会が終わってもまだ周囲であれこれ議論する施工者の皆さん。
どうか、これで、従来の土間コンの苦しみから解放されてください。
透水性を示すためのサンプルピース。
ジョロの水がみるみる吸い込まれていく様子はなかなか飲み物だ。
これで大体見学会のつかみはOK。
付き合いのある生コン屋さんに見学会頼んでみませんか?
この見学会、普及に携わる生コンポータルとしてはぜひあちこちの生コン屋さんに会場として協力してもらいたいと思っている。
ただ、僕たちではダメなのだ。
よほど親しい生コン工場、たとえば今回のように松尾建材さんとの間柄であれば気楽に頼めるのだが、全くご縁のない生コン屋さんの場合だと、
「は?寝言言ってんじゃねえ」
と鼻先でシャッターが下される。
何度も経験している笑。
そして、どこの生コン工場がそんな失礼な態度を取ったかもきちんと記憶と閻魔帳への記録をしてある笑。
覚えとけ笑。
話は戻って、この見学会、見知らぬうち(生コンポータル)のような存在ではなく、普段から生コンで取引のある施工者からのお願いだったら、流石の生コン工場も無下に断ることはできない。
だって、お客様からのお願いだからだ笑。
この見学会、実に好評である。
「興味はあるんだけど、触ったことないし、ぶっつけ本番は怖いんだよね」
みたいな方々にとっては実物に触れる機会になるし、一回受講してしまえばいかに透水性コンクリートの施工が簡単かが体感で理解できる。
百聞は一見に如かず。
付き合いのある生コン屋さんに頼んでみよう。
きっと気持ちよく快諾してくれるはずだ。
その時には生コンポータルもお伺いしてサポートいたします。
みんなに、1日でも早く、従来の土間コンの苦しみから解放されてほしいです。
宮本充也