2020/11/09
【埼玉】「代名詞となりつつある《ドライテック》は競合製品を大歓迎しています」モトキ建材

埼玉県熊谷市。施主様から希望され、透水性コンクリート《ドライテック》が採用される。請け負った職人は以前ドライテックとは異なる透水コンクリートを打設した経験があったため、かなり手際が良かった。ドライテックが注目されてきたせいか後続の透水性コンクリート製品が続々登場。市場は活況を呈し始めてきた。
製造:モトキ建材(担当:中根政範)、施工:匿名(4.25m3/34m2、100mm厚、他詳細不明)。
透水性コンクリートの代名詞《ドライテック》
(写真提供:モトキ建材中根さん)。
このところ、後続商品も出始め活況を呈し始めた透水性コンクリート市場。
(https://www.instagram.com/p/CHPMAPUgKwO/?igshid=1qqgwacx1lznm)。
直接面識の無い他社さんの透水性コンクリート施工事例のInstagram。
#ドライテック
思わず、笑ってしまった。
いわゆる、先行商品であり、競合とも言える商品《ドライテック》をタグ付けしている。
いわゆる、「マジック」とか「サランラップ」とか、そういった元々特定の企業のブランド名を指していたのに、いつの間にか他社製品まで、マジックとかサランラップと呼ぶようになる。
ドライテックではない他社の透水性コンクリートまでをも、「ドライテック」と呼ぶようになる。
さすがは、GD賞金賞だけある。
15年の歴史を有しているだけある。
今年はGD賞金賞(経済産業大臣賞)押しで行くことにした。
こちらのロゴマークは全て自由にどちら様でもご利用いただけます。
HPやカタログにどうぞふんだんにご利用ください。
高画質のデータをご希望の方は生コンポータルメールフォームまで。
我が国の透水性コンクリートの草わけは「パーミアコン」。
https://www.watanabesato.co.jp/products/permeacon/
もう、35年以上もの歴史を有するこちらの製品は我が国の市場を開いた元祖。
ドライテックとも競合関係にありそうなもんだが、実はそれほど市場と顧客を争ったりすることは稀。
棲み分けじゃ無いけど、活躍する分野が異なる。
パーミアコンはどちらかといえば、公共事業などでの採用事例がほとんど。
一方のドライテックは戸建て住宅エクステリア、外構など、民間工事の中でもとりわけ規模の小さなシーンで採用されることが多い。
淡水魚と海水魚の違いみたいなもんか。
たまにドライテックは遡上したりするけど笑。
でも、基本的には異なる市場でそれぞれ活躍している。
ただし、公共事業はその性質からなかなか一般に身近な分野ではなく、パーミアコンという言葉は30年以上もあるにはあったが、そこは民間、一般人の分野。
ドライテックという言葉は今や透水性コンクリートの代名詞となりつつあるようだ。
他にも、大小様々、玉石混交、いろんな透水性コンクリート舗装が登場しつつある。
最初から「それ、怪しいよ」というものもあれば、なかなか的を射た発想の製品までバリエーションが豊富になりつつあるこの分野。
生コンポータルとしては、こうした類似・競合商品がどんどん市場に登場することを歓迎している。
一社、二社(パーミアコンとドライテック)だけではきっと成長も覚束ない。
いろんな会社がいろんな文脈で同様の製品を市場に投入する。
すると、市場は賑やかになる。
賑やかになれば、最もっとそれぞれの商品も見出されやすくなる。
結果的に、より良くなるのだ。
そして、結果的にコンクリートが大地に蓋しない世界が具現化するのだ。
僕たちにしたらそんな素晴らしい夢の実現、誰がやったっていいと思っている。
1人でも多くの人が流入してきてくれた方が、その夢の実現が早まる。
そう思っている。
尊敬するパーミアコンの背中を追いかけていたら、今度はドライテックの背中を追いかけてくれる人たちが現れた。
(どれもこれも素晴らしいわけじゃ無い。中には本当に言葉は悪いがバッタもんもあるのでご注意ください)。
ドライテックがこの分野の代名詞になりつつある。
もちろん、僕たちも後輩たちに負けてはいられない。
仲間(ライバル)たちと共に、大地に蓋しないコンクリートがさらに普及することを切望している。
宮本充也