2019/11/10
「車いすで玄関に入るときタイヤが引っ張る水で床がびしゃびしゃに濡れてしまう」

車いす(自転車)で玄関に入るときタイヤが引っ張る水で床がびしゃびしゃに濡れてしまう
僕はランニングもするし水泳もする。
こんな話をすると、
「自転車やればトライアスロンじゃん」
とよく言われる。
うまいこというな
と思いながらスルーしている。
自転車を買う気にはなれない。
メンテとか面倒くさいのが嫌なのだ。
だから僕は自転車に乗っている人の心理を理解できない。
無理もない。
僕は自転車に乗っていない人なので、
自転車に乗らない限りは乗っている人の心理は理解しようがないのだから。
情報発信の文脈上、上述に関してとても大切なことに気付かされた。
情報発信については当たり前のことだが、
情報を発信する人と受信する人
の2種類がいる。
1種類だけでは成り立たないのが情報。
IT以前はテレビや新聞などのようなマスメディアが一方的に発信し、
一般大衆はその意図された情報を無防備に受信する。
そんなあり方だったが、
現在は「ぐぐる」に代表されるように、
情報受信者が主体的に情報調達に動くようになっている。
だから、情報発信者は情報を発信する上においては、
受信者の心理を想定した情報発信を心がける必要がでてくる。
受信者の心理を無視した情報は行き所を失って、
宙ぶらりんになって何の意味もなさないということだからだ。
透水性コンクリート「ドライテック」
という情報を発信する上においても同様に受信者の心理を想定せねばならない。
ドライテックが提供できる価値が問題解決につながる人
が一体どんな人なのかとことん想定(ペルソナ設定)して情報を作り発信する。
例えば、
車いす(自転車)で玄関に入るときタイヤが引っ張る水で床がびしゃびしゃに濡れてしまう
という悩みを持っている人にとってドライテックの価値はそれを解消できるとする。
なのに、発信する僕たちが、
・水たまりできません
・透水計数が高いです
・水勾配が要りません
・ひび割れが目立ちません
などと、ドライテックの機能ばかりを羅列した情報を作成し発信しても、
車いす(自転車)で玄関に入るときタイヤが引っ張る水で床がびしゃびしゃに濡れてしまう
という人には永遠に届かない。
これぞ、情報発信のアンマッチというやつだ。
IT以降情報発信の在り方は変わった。
昨日を一所懸命発信しても困っている人には届かない。
車いす(自転車)で玄関に入るときタイヤが引っ張る水で床がびしゃびしゃに濡れてしまう
で困っている人は概ね、
・車いす
・タイヤ
・水
・濡れる
・玄関
などのキーワードをググるだろう。
・水たまりできません
・透水計数が高いです
・水勾配が要りません
・ひび割れが目立ちません
では検索してこないのだ。
情報発信には発信者の理屈と受信者の理屈がある。
IT以降の情報発信において、
発信者の理屈が通る新聞やテレビのような発信をしても、
困っている人には届かないばかりかそんな情報は埋もれることになる。
14か月半の情報戦略
気づきの多い取り組みとなっている。
中小企業において今後欠かせない機能→情報戦略。
今後もこのブログで紹介していきたいと思う。
中小企業家各位の参考になれば幸甚である。