2020/11/19
【群馬】「共有していただいた全ての現場を埋もれさせることなく大切に伝えられる形にしていく」モトキ建材・福樹園

群馬県邑楽郡千代田町。道路(アスファルト)と自宅との間のスペースを雑草対策、水はけの問題解決策として透水性コンクリート《ドライテック》を採用。今回の現場は生コンポータル(まさつぐ)の立会はなかったものの、ありがたいことに製造・施工の両者から現場共有をいただいた。
製造:モトキ建材、施工:福樹園(52m2、100mm、庭コン)。
現場共有をいただくことが市場創造
こちらはモトキ建材中根さんから共有いただいた現場写真。
生コンポータルの運営会社は地方の小さな生コン屋さん。
だから、経営資源も限られているし、あらゆる現場に指導に入ることはできない。
そのため、こんな風に現地の生コン屋さんに協力いただき現場共有をいただけるのは本当にありがたい。
奇しくも今度は同一の現場を施工の福樹園から共有いただいた。
施工者らしく、左下には現場の黒板(アプリ)つきでなかなか可愛い。
いただいた共有は必ず伝えられる形(ブログ、SNS、HP)にして無駄にしません。
現場共有が全ての始まりだった。
考えてみれば、全ての始まりは、現場。
そして、その現場を組織やあるいは仲間たちの中で共有することが始まりだ。
現場で実際何が起きているか。
現場には宝物がたくさん転がっている。
昔、先輩職員からよく言われたものだ。
だから、現場を大切にする。
0.5m3に魂を燃やせ。
生コンポータル(長岡生コンクリート)の社訓となっている。
0.5m3の現場だったとしても、いや、だからこそ、そこに必ず血の通った組織の魂を送り届けなければならない。
当社工場ではどんなに小さな案件でもなるべく人がお伺いしてお客様や現場の方々とコミュニケーションを取るようにしている。
そして、そこでの体験は必ずみんなで共有してもらえるようになっている。
生コンポータルの現場共有メッセンジャーグループ。
いろんな現場のいろんなリアルがこうして現代のツールでみんなに共有されている。
そこでは体験が生まれている。
その体験は、次なる改善、次なるイノベーションの種となる。
透水性コンクリートも思えば今のように当たり前になったのもこの繰り返しだった。
昔は多くはなかった透水性コンクリートの現場に必ず誰かが立ち会う。
その立ち会った体験はそのままにしとかずに、写真付きでみんなに共有される。
現場でどんなことを思ったのかリアルな声を共有する。
共有されたそれらは「伝えられる形」つまりは、ブログなど情報発信やあるいは商品の改善という形になる。
その伝えられたその価値や経験を伝えられた側はその価値に気づく。
そして、その価値を実際にお金を払って買おうということになる。
商品が売れる。
僕たちの価値はこうやって見出される。
そんな活動(ブログや情報発信)を徹底し始めて5年が経過しようとしている。
いちいちの現場をそのまま埋もれさせることなく伝えられる形にして伝えるというこの作業。
1日1日ではなんの変化も齎されないけれど、1年2年、そして5年もすれば、グッドデザイン賞金賞や巨匠隈研吾での採用など大きな変化を生み出している。
いちいちは小さくとも。
今回共有していただいた全ての現場を埋もれさせることなく大切に伝えられる形にしていく。
地味で地道な毎日だけど。
でも、共有してくれる全ての人に感謝します。
本当にありがとうございました。
必ずやこの世界の景色を変えて見せましょう。
宮本充也