2020/11/20
【神奈川】「作業が早く終わり水勾配が要らず左官屋さん(外注)を頼まなくとも済む」小島商店・エクスショップ

神奈川県相模原市。施主より「バイク駐輪スペースのため平らにしたい」「土間コンクリートでは水勾配をとるために奥がかなり高くなってしまう」などの理由で透水性コンクリートを採用。「作業が早く終わり水勾配がいらず左官屋さん(外注)を頼まなくとも済む」。こちらは実際施工された方々からのお声。
製造:小島商店、施工:エクスショップ(16.4m2、100mm厚、3名、1時間)。
バイク駐輪スペースの勾配、傾斜問題の解決。
施工Before。
バイク駐輪スペース。
従来の土間コンクリートの場合排水計画は手前側に向けて2〜3%の傾斜(水勾配)を設置する必要がある。
そのため、奥の方がかなり高くなってしまうのと、バイクの置き方によっては傾斜自体が問題となる。
透水性コンクリートを採用することにより完全に真っ平らにしても水はけを気にしなくてもいい。
エクスショップから提案されたドライテックが採用となった。
施工の手順はいたって簡単で、敷設しトンボなどで均された材料をプレートコンパクタ(30kgタイプ)で締め固めて終わり。
トップページの動画にもあるように、施工に関しては完全に素人の女性だけでも施工ができる簡易性が売り。
DIYだって今盛んにされている透水性コンクリートは、「金鏝仕上げ」がないから、外注で左官工を頼む必要もない。
担い手不足でなかなか確保が難しい分野であるため、今の時代にとても優しい施工様式となっている。
施工After。
ばっちりまさつぐ(かどなたか)の影が映り込んでいるが、施工完了。
お分かりのように、真っ平ら。
傾斜がないからバイク転倒の懸念もない。
排水だって問題ない。
もちろん、雑草が生えてくるようなこともない。
左官工を外注することもなく工程管理も円滑。
HPトップに貼られている動画。
女性2人だけでドライテックを施工完成。
つまり、土間コンクリートなのにDIYできる証左。
「作業が早く終わり水勾配がいらず左官屋さん(外注)を頼まなくとも済む」
こちらは実際に現場で施工に携わった方々からのお声。
普段土間コンクリートを施工しない施工者らは外部から左官工を招聘することが多い。
左官工は担い手も少なく、確保が難しい。
そのため、生コン工場やポンプ業者、あるいはその他の職種との調整が難航し、工程管理も容易ではない。
その点、全て自前の作業員で完結する透水性コンクリートはそれだけ施工者に優しいということができる。
働き方改革、コロナ、リモート、ワーケーション。
世間の働き方は激変している。
その中にあって建設だけがいつまでも働き方が変わらないなんてのは変だ。
夜中まで現場に残って作業してるなんておかしい。
余剰水がなく、金鏝仕上げもいらない、新世代の土間コンクリート。
透水性コンクリート《ドライテック》をそのレパートリーに加えることはこれからの時代に必須となる。
グッドデザイン賞金賞、巨匠隈研吾に見出された、透水性コンクリート。
その普及は失われた自然と人の調和を取り戻し、持続可能な社会を担保する。
まだ、小さな一雫のような取り組みだけど。
それでも、15年前からすれば天と地のように激変した。
あと、15年経てば世界の景色はどうなっているだろう。
そんな夢想を胸に、今日も地味に地道に一歩を歩み続ける。
宮本充也