2020/12/03
【群馬】「施工者・製造者双方にとって仕事が生まれる。ありがたい限りです」平野ブロック・モトキ建材

群馬県太田市。新築住宅の土間コンに透水性コンクリート《ドライテック》採用。施工者の平野ブロック9月に続いての2回目の施工。生コンポータル小松職員より「群馬県内の優良施工者を紹介してほしい」という依頼があり、同社を案内。「施工者と製造者双方にとって仕事が生まれる。ありがたい限りです」(中根さん共有)。
製造:モトキ建材(中根政範)、施工:平野ブロック(56m2/7m3、100mm厚、庭コン)。
ドライテックが施工と製造を繋げる
毎度現場の状況を写真付きで共有してくださるのはモトキ建材中根さん。
もう、10年来親しくさせていただいている。
埼玉北部から群馬エリアで案件が発生すると必ず中根さんを頼ってご相談している。
同地区でも有名で頼られる技術者である中根さんはいつも的確なアドバイスをくださる。
ドライテックに関しても黎明期から積極的に支えてくださった。
「施工者と製造者双方にとって仕事が生まれる。ありがたい限りです」
何もアクションを起こさずそれまで通り従来の生コンを普通に製造していただけでは生まれないご縁。
生コン屋さんが生み出した透水性コンクリート《ドライテック》をみんなで育ててきたから。
だから、これまでになかった施工者と製造者のご縁が生まれる。
仕事が生まれる。
当たり前のようにおっしゃっていただいているが、そうしたことに気づいていただき積極的にご協力いただける製造者は多くない。
今後ともこのみんなで育てたプロダクトをより実りあるものにしていきたいですね。
群馬県におけるモトキ建材さんと平野ブロックさんのように、全国では生コン屋さんの透水性コンクリートをきっかけにご縁が生まれる製造者と施工者は少なくない。
「仕事なんか、これまで通り何も変わらずやってりゃいい」
そんな姿勢の製造者、施工者ではこうはいかない。
新しいことに積極果敢に挑戦するからこそ縁が生まれて、仕事が生まれる。
実際に施工はそんなに敷居の高いものではない。
僕たち生コン屋さんが施工者に施工指導ができる程度のものだ。
おなじみ施工動画(DIY)マニュアル。
施工After。
7m3の材料でおよそ60m2の土間コンクリートが整備された。
「ドライテックをやってます」が前向き・積極的な証拠。
縁とは不思議だ。
前向き積極的な人のところには、だいたい似たような人たちが集まる。
好循環が生まれやすい。
新しいものが好きな人のところには、新しいものがやってくる。
この15年で培ってきた生コン屋さんの透水性コンクリート製造・施工ネットワークは1,000を数える。
5年以内に6,000を目指して日々セミナーや見学会は開催されている。
「仕事なんか日々の糊口をしのぐための手段。時間を提供してりゃ金をもらえる。それだけ」
そんな姿勢の製造者や施工者はきっとドライテックなんかには興味ない。
手垢のついた従来の当たり前の生コンを無感動に製造し、その届いた生コンを無感動に施工する。
一方、ドライテックは15年前に生まれた生コン製造者発の特殊コンクリート。
新しいもの。
変わったもの。
「面白そう!やってみよう!!」
そんな製造者には、そんな施工者が依頼する。
そして、新しい景色が生まれる。
新しい仕事が生まれる。
好循環が生まれる。
施工、製造だけじゃない。
グッドデザイン2020金賞・経済産業大臣賞にも輝いた透水性コンクリート《ドライテック》に興味がある施主は、やっぱり同類笑。
何かひとつでも新しいことに挑戦したい。
変わったことをしてみたい。
面白いことをやりたい。
そんな好奇心旺盛な施主が、やっぱり注文しようとするのがドライテック。
そして、そんな似たもの同士が注文し、施工し、製造する。
新しい市場が生まれる。
その結果、大地は蓋されず、自然と人が調和する世界が再生される。
新しいことに積極果敢に取り組んでいる一部の人たちが世界をより良いものに変えていく。
「ドライテックをやっています」
ある意味では、そんな好循環が生まれるきっかけと言っていい。
これからもそんな人たちと一緒に閉塞した産業を盛り上げていきたい。
宮本充也