2020/12/04
「解体撤去って従来の土間コンクリートと比べてどうなの?」

「セルフリフォームで一番厄介なのはコンクリートの解体・処分です。特にワイヤーメッシュなんて入ってたら個人じゃとってもやってられません。テレビでやってるリフォーム番組は解体処分の手間をカットしちゃってますけど、あそこが一番の難所だと僕は思います。」(生コンポータル小松英樹)。
ワイヤーメッシュがないので分別が楽
突如勃発した透水性コンクリート《ドライテック》のメッセンジャーグループでの議論。
素朴な疑問。
「解体撤去って従来の土間コンと比べてどうなの?」
には、タケザワウォールの竹沢さんやあづまコンクリート工業墨田さん他多くの人たちからの意見が寄せられた。
有筋ガラ(ワイヤーメッシュが含まれた解体コンクリート塊)はマジで処分無理無理の無理Death!!(小松職員)。
なんと、生コンポータルの小松職員にはその経験があったそうだ。
有筋ガラはマジで処分無理無理の無理です。
うちの隣の焼けた家を解体しましたが、玄関土間に素人仕事のワイヤーメッシュが入ってて本当に難所でした。
ドライテックなら解体後に砕石として再利用しやすいので、処分のハードルも下がります!
素人がムキン(無筋)でもガラを砕石利用するのはものすごい時間がかかります。ある程度まで砕くとハンドブレーカーでも泣きの作業になります。
(生コンポータル小松職員)
4年前のドライテック解体しました。
重機だと 簡単だけど
電動ピックだと 振動が伝わりにくいので 際などの縁切る際手こずった感じっす。
メッシュ 鉄筋が くっついてので 手間は増えるし
コンプレッサー ブレーカーが
必要になります。
(タケザワウォール竹沢社長)
(ドライテックなら)ワイヤーメッシュがないので 分別も楽ですし
解体もバラバラになっていきます
ワイヤーメッシュがあれば鉄筋カッターなどで切断しながらの撤去作業となります
(生コンポータルまさつぐ)
たった数分の時間の中でかくもたくさんの意見が出された「解体撤去って従来の土間コンと比べてどうなの?」という疑問。
https://www.youtube.com/watch?v=oOBZ-iIFbSg
そして、なんと!映画「透水宣言」で検証しちゃいます!!
「解体は本当に楽なのか?」
その検証を、映画「透水宣言」でドキュメントする。
主人公の透水性夫(とうすいさがお)は正真正銘素人だ。
役でも中の人でも、いずれも建設に携わっている人ではない。
いわば、劇中でがちでDIYでドライテックの解体をやってもらう。
誰の目にも明らかに、ドライテックの解体が楽なのか大変なのかがわかる。
そもそも、土間コンにせよ、ドライテックにせよ、形あるものはいずれは解体される。
「飽きた」
なんて理由だってあるだろう。
飽きた、トレンドに合わない、なんて理由で捨てた服いくらでもあるでしょう?
ただし、土間コンやドライテックの場合は、その時のことをあまり想定しない。
なんとなく、「1回施工したら一生モン」みたいなイメージでいるように思う。
でも、結構あるのだ。
土間コンクリートの解体撤去。
地中に埋められている配管の更新とかで、まあまあ撤去されたりする。
施工してる時はみんな目を輝かせて暮しのことしか考えてない。
でも、遠い将来には、必ずそれは撤去される。
その撤去解体が重労働ってことは、将来世代に皺寄せを寄せることになる。
もし、ドライテックの解体撤去が、本当に本当に従来の土間コンよりも楽ってことがわかれば。
施工を決定するときに、それはとても素晴らしい後押しになるのではないか。
将来の子や孫に面倒をかけない。
そのことがわかるだけでも心理的負荷が軽くなるのではないか。
「解体撤去って従来の土間コンクリートと比べてどうなの?」
なさそうで、よくある、みんながとても興味ある質問。
この答えをこれからも探究していきたい。
とにかく現時点では従来の土間コンクリートよりもよほど解体撤去が楽だということがわかった。
宮本充也