2020/12/06
【東京】「本プロジェクトの最大打設量となります! よろしくお願いします!」岡庭建材工業・前田道路・隈研吾

「本プロジェクトの最大打設量となります!よろしくお願いします!」フッコー杉山さんの号令により始まったドライテック納品は今回53m3を1日で施工する。巨匠隈研吾に見出された透水性コンクリート《ドライテック》の東洋大学赤羽キャンパス納品の様子。
製造:岡庭建材工業、施工:前田道路(53m3)
世界中の土間コニストたちへ
東洋大学赤羽キャンパス外構舗装に採用された透水性コンクリート《ドライテック》1日の最大打設53m3スタート。
53m3といえば、仮に100mmで打設として計算すれば、420m2以上の規模。
420m2もの規模を「たった1日」で終わらせることのできる、生コン。
通常の生コンで考えた場合、それがどういうことを意味するか、プロならわかる。
土間コンで420m2なんてとても無理だ。
それを可能にするのは、プレートコンパクタやアスファルトフィニッシャによる振動締め固めで一発で仕上げられる透水性コンクリートの性能。
こちらはすでに完成している箇所を撮影したもの。
スーパークーーーーール。
さすがは巨匠隈研吾に見出された透水性コンクリートはグッドデザイン賞2020金賞・経済産業大臣賞を獲得するだけはある。
隈研吾のセンスにきちんとついて行ってる!
やるな!
クールな写真の後で恐縮だが、担当者まさつぐも最大打設ということもあって現場に参加。
品質チェックに余念がないところを激写されていた。
岡庭建材工業、フッコー、生コンポータル、総力戦での納品。
きっとそのうちこんな大型打設は汗ひとつかかずに当たり前になされるようになるだろう。
こちらは現場のフッコー中込さんから共有された写真。
階段の洗い出しコンクリートには水たまりができている一方、手前右手の透水性コンクリートには当然水たまりなんかできてない。
「意匠性」が売りの洗い出しコンクリートだが、透水性コンクリート《ドライテック》と並べられたらその価値が霞む。
ごめんね、洗い出しコンクリート。
アスファルトフィニッシャに投入される材料はいちいち現場でこのように品質チェックをされている。
そして、今回の納品を全面的にご担当いただいたのは「ミサトコンクリート」でお馴染み岡庭建材工業。
現場と完全同期したデリバリーで大きな問題もなく施工ができた。
この時期5時前になれば夕闇が降りてくる。
それでも53m3は現場の全ての関係者の力の結集により1日の時間の中で見事に完成された。
これは、まさに、土間コン革命だ。
巨匠隈研吾と、グッドデザイン賞2020金賞・経済産業大臣賞が認めた、そう。
土間コン革命だ。
そう、土間コン(コンクリート舗装)革命は2020年に起きた。
エクステリアや建築外構、道路舗装、或いは建設全般に携わる人は将来2020年のことを、「土間コン革命が起きた年」と資格試験の記述問題などで解答することになるだろう。
日本中の、否、世界中の土間コンに携わる人たちよ。
土間コニストたちよ。
(多分、流行らない予感がする)
2020年、土間コニストたちの苦しみは解放される。
真っ暗闇に土間コン表面が乾くのを寒い思いをして待ったり。
身を縮めて金鏝で何度も表面を擦ったり。
そんな苦しみから、君たち土間コニストは永久に解放されるのだよ。
将来の土間コニストの後輩たちは「え?昔は金鏝?ってのを使ってたんですか?」と先輩土間コニストの昔話を羨望の眼差しで見つめるのだよ。
「ああ、今じゃ信じられないけどな」
ドヤ顔で語るのだ。
2020年も最終月を迎えた。
すぐに新年を迎えるだろう。
2020年。
コロナ、コロナ、コロナで覆い尽くされていたかのような1年に、鬼滅の刃と土間コン革命は起きていた。
2020は鬼滅か土間コン革命の年だった。
まだ目が覚めない土間コニストたちよ。
まだ、遅くない。
2020年のウィンターシーズンはまだ残り4ヶ月はある。
これまでの土間コンをこれまで通り施工してこれまで通り苦しむの?
それとも、お客さんにも喜ばれて、自分の仕事も楽になる、透水性コンクリート《ドライテック》。
新しい時代の土間コンを選択するの?
それは、土間コニストとしてのあなたのセンス次第だ。
宮本充也