2020/12/13
【新潟】「ジャッキアップするので平らに」「雨樋がなく垂れ流しになってしまう」庭工房・新潟太平洋生コン

新潟県新発田市。「車いじりでジャッキアップするのに平らにしたい」「犬走も雨樋が配管されておらず垂れ流しになってしまう」。施主より透水性コンクリート《ドライテック》の存在を聞いた庭工房小林さん、初めて施工をやってみた。
製造:新潟太平洋生コン(担当:皆川功)、施工:庭工房(担当:小林隆雄、49m2、100mm厚、4名、2時間20分)。
施工動画
施主から聞いてドライテックやってみた。
施工Before。
1枚目駐車場部。
通常であれば水はけのために家側から道路側に2〜3%の傾斜(水勾配)を設定する。
つまり、従来の土間コンクリートでは路面は平らにできない。
さらに、犬走(2枚目)も雨樋の配管がされておらず、雨水はそのまま垂れ流しになってしまう。
透水性コンクリートであれば地面がそのまま水を吸い込んでいく。
舗装されているので、コンクリートと同様の強度。
ぬかるまない、ジャッキアップもできる。
例えばアンカーで物置やカーストップなどを固定することもできる。
水を通す、というだけで使い勝手は従来の土間コンとまるで変わらない。
お施主さんから透水性コンクリート《ドライテック》の存在を聞き、今回初めて施工に挑戦することとなった。
敷設された材料はトンボや定規などで平坦に均され端部についてタンパ、それ以外は振動プレート(プレートコンパクタ30kgタイプ)で転圧締め固めれば完了。
施工の要点だけを理解しておけば初めてドライテックを施工する方でも5分としないうちに熟練工と変わらない。
施工After。
真っ平らにしておけば車いじりのジャッキアップでも安定、安心。
例えば駐輪場みたいな比較的狭いスペースの舗装だと平らでなければ風で簡単に倒れてしまう。
「平らであること」は透水性コンクリートという新しい土間コンの地味だけどすごい強み。
バリアフリーとも言える。
それでいて、排水は問題にならない。
犬走のようにどうしても狭いところで人の目が行き届かないところでも水は地下へ浸透する。
思考停止になって従来の土間コンクリートを勧めるんじゃなくて本当は施工者から提案してもらいたいものだ。
「お施主さんから聞いて」
そんな感じでドライテックへの問い合わせが寄せられることも少なくない。
全国どこでも製造・施工ネットワークは5年で6倍の6,000を目指して。
エクステリアや駐車場の舗装を検討している一般の方々は上記リストで最寄りの施工店にダイレクトに連絡をすることができる。
現在およそ1,000社の製造・施工ネットワークは5年以内に6,000を目標に全国で見学会やオンラインセミナーが開催されている。
庭づくりだって、家づくりと同じで、一旦完成したらほぼ一生付き合うことになる。
駐車場を使わない日なんてほとんどないのではないか。
一生利用する駐車場。
一生付き合うことになる犬走。
草ボーボーになったり、ぬかるんだり、あるいは水勾配が急についてたり、水溜りになってたり。
あるいは、ドライテックを選ぶことによって、草は生えず、ぬかるまず、真っ平らで、雨上がりすぐに乾く。
本来は施工者から施主にこうした提案が増えるといい。
インターネット時代は情報は素人でも玄人でも等しく入手できる。
だから、熱量が高い、つまり一生に一度というテンションの素人の方が積極的に新しいものを探す努力をする。
今を生きる製造者も施工者も、情報量については謙虚に。
そして、施工や供給に関してはプロとして自信を持って。
顧客に寄り添える付加価値を提案することが求められているのだと思う。
よくある採用理由、「ジャッキアップするので平らに」「雨樋がなく垂れ流しになってしまう」。
いい施主、いい施工、いい製造。
なかなか幸運に恵まれることは難しいけれどじっくり対話していい庭づくりができることを生コンポータルでは支援していきたい。
宮本充也