2020/12/17
【千葉】「動画見ていたら、できるかなぁ、と思って」近藤コンクリート

千葉県袖ケ浦市。一般の方が自宅の庭に施工。ご主人の会社の同期3名でDIY。採用理由は、「放置しておくと、雑草・ドクダミの勢いがすごくって」「動画見ていたら、(自分たちで)出来るかなぁ、と思って」。 (二見メンバー報告)。
製造:近藤コンクリート(担当:岩井伊人)、施工:DIY(27m2、100㎜厚、3名、2時間)。
雑草・ドクダミの勢いがすごくて
普段生コン製造者はBtoB業態であり、一般のお相手はしない。
一般の方と言っても、みんな似たような人種ということにはならない。
それぞれの信条、それぞれの常識を持っている。
だから、どのような期待値を生コン製造者に対して寄せているかは全くわからない。
一方の生コン製造者は常に建設事業者を相手にサービスを提供している。
そのため、一般の方の期待値に果たして答えられるかはわからない。
現場に材料を生コン車で届けて、荷下ろしするだけが生コン製造者の役割。
その溝を埋めるためには、現場指導員(実費・50,000円/回、手伝いはせずに指導のみ)をつけることを勧めている。
今回は、DIYへの材料提供。
製造は地元近藤コンクリートが役割を担った。
DIYスタート。
最も大切なのは事前準備。
早めに現場に伺い、事前状況を施工指導員(今回は二見メンバー)が確認する。
それから生コン工場に(製造が初めての場合は)製造指導に駆けつける。
八面六臂の大活躍だ。
DIYはとにかくこちらプロが考えている当たり前が通用しない。
「動画見ていたら、できるかなぁ、と思って」。
今回の採用理由の1つがこれ。
YouTubeを見渡して貰えば、ドライテックの施工に関する動画は盛り沢山。
多くの一般の方々が、動画を何度も視聴して、ご準備をいただいている。
生コンポータルとしてはこれからも一般の方の期待値とプロ・専門家の当たり前の溝を埋めるような各種コンテンツを充実していきたいと思っている。
終了後の皆さんの感想
「やりきった~!」
「満足感しかない!」
「すごい面白かったです。
あぁ、こうやって固まっていくんだなぁ、って」
「やれば出来るもんですねぇ。
(施工指導に)来てもらえたお陰です。ありがとうございました!」
「ネコ押しが大変。あと一人欲しかったなぁ...。
明日は確実に、筋肉痛で動けませんよ~」
お疲れ様でした。
増加するドライテックDIY挑戦者への対応を急ぐ。
おかげさまで露出も増え、それこそ不特定多数の大勢の方々からお問い合わせが寄せられるようになった。
ドライテックのような透水性コンクリート、大地に蓋しないコンクリートが広がれば広がるほど、社会、そして環境に貢献できる。
だからこそ、普及活動に邁進しているのだけれど、やっぱり僕たちは生コン製造者であって、BtoB業態。
DIYに挑戦される方々は事前にかなり調査されておられる。
ただ、その辺のスーパーやコンビニで買い物する感覚、で問い合わせされてこられる方々はどんな期待値を持っているのか、こちらも全くわからない。
なにせ、生コン製造者は普段建設事業者相手にサービス提供をしている。
こちらの当たり前と、一般の期待値には深くて広い溝があることがこの所わかってきている。
「〜〜だとは思っていなかった」
「〜〜はサービスじゃないの?」
みたいな、あれだ。
もちろん、施工実績や動画などはかなり充実させてはいるけれど、それでも一般の人たちはたった1枚の写真、たった1回の動画視聴で全てをイメージされるケースもある。
その(勝手な)期待値で注文されると不幸が起きる。
だから、大切なのは、定性的ではなく定量的な事前説明データ群。
今、大急ぎでこの説明資料の準備を進めている。
しっかりと納得してもらって、その上で注文をしてもらえるようにする。
そして、生コン製造者ではなく、なるべくBtoCを相手にしているエクステリア・外構施工者の方々が窓口になってもらう。
そんなシステム構築が急務だ。
指数関数的な急勾配を見せ始めた透水性コンクリートの普及。
奢らず、市場と顧客が求めていることに耳を傾け、それを実践していきたい。
ドライテックの普及は今、まだ、始まったばかりだ。
宮本充也