2020/12/22
【長野】《墓地》「土間コンにした場合、排水はどうするの?」仲川石材・高沢生コン(後編)

長野県飯田市。施工・仲川石材はほとんどお墓の仕事だが墓地の周りのフェンス等は施工するという。以前に高沢生コン様の見学会で、「いつか使ってみよう」と思っていた。近隣から「土間コンにした場合、排水はどうする?」と指摘されたため、「透水性コンクリートで浸透させます」と採用された。(後編)。
製造:高沢生コン(担当:小林恵正)、施工:仲川石材(担当:仲川正博、100m2、100mm厚、4名、4時間)
土間コン、4人で4時間で終わる?
さあ、後半戦始まり。
前半でも触れたが、生コン車(高沢生コン)が直接路盤の上に進入している。
直接材料を荷下ろししている。
このことで得られるのは、「一輪車で材料を小運搬するための人員を施工に配置できる」という価値。
ただただ運ぶだけの人を、施工フロントに送り込むことができる。
これ、時間だけじゃなく、費用にも関わってくることだ。
従来の土間コンクリートで考えた場合、とても信じられない。
足元には70mmに浮かせたワイヤーメッシュが全面に敷かれている。
とても生コン車の進入どころじゃない。
さらに、施工中、足元は不安定だからよろよろしちゃう。
一輪車だって入り込めないから、道板(みちいた)という通路を設置しなければならない。
これが道板(出典:https://www.monotaro.com/g/02601653/)。
それだけで随分と時間が取られそうだ。
お気づきの通り。
敷設された材料をひたすら、トンボで均して平坦にして、プレートコンパクタ(30kgタイプ)で転圧する。
それの繰り返し。
他にやることがない。
イレギュラーがない。
だから、施工精度はぐんぐん上がっていく。
5分もすれば、熟練工のそれ。
施工完了(After)。
100m2、100mm厚、4名、4時間。
100m2、100mm厚、4名、4時間。
これ、
100m2、100mm厚、4名、4時間
強調しすぎてもしすぎることはないのではないか。
12月、年末を迎えて駐車場を従来の土間コンクリートで今も施工されている皆々様。
もう、その、それ、オワコンなんですよ。
土間コン、ならぬ、オワコンなんです。
100m2の面積を4人で4時間で終わらせるのがこれからの土間コン。
ごめんね、これまでの土間コン。
オワコンだなんて酷すぎるよね。
そう言っても、従来の土間コンが果たしてきた功績はいささかも揺らぐことはない。
大した貢献をしてきたと思おう。
でも、役割は終わったのだ。
新しい土間コン、透水性コンクリート《ドライテック》がその役割につくのだ。
たった、それだけのことだ。
どの世界にもある。
大横綱千代の富士を下し引退に追いやった貴乃花(当時貴花田)。
「最後に貴花田と当たってね、若い、強い芽が出てきたな、と。そろそろ潮時だな、と」
目頭が熱くなるのは僕だけではあるまい。
そう、時代には変化というものがつきものなのだ。
お疲れ様、従来の土間コン(オワコン)。
ブリーディング(余剰水)が浮いてきてしまうため、乾くのを待つだけのために冬場は3時間待機。
金鏝で何度も擦らなければならないので、終わる頃には深夜、下手すりゃ翌朝。
そんな土間コンも、確かにこれまで人類の繁栄の足元を支えてきた。
ぬかるみや草むしりから人々を解放してきた。
只、新しい時代。
洪水災害や、ヒートアイランド現象などの時代の文脈には追いつくことができなかったね。
安心してオワコンになってください。
後を引き継ぐのは、新しい土間コン、透水性コンクリート《ドライテック》が責任を持って普及します。
のちに、貴乃花となり、引退し、宮沢りえと破局したり、洗脳にかかって変な発言したり、色々アクシデント起こすかもしれませんが、お任せください。
閑話休題。
とにかく、これからの土間コン《ドライテック》は冬場でもたった4人で4時間で100m2を完成させます。
半日で100m2です。
新しい土間コンの常識です。
施工者に苦しい思いをさせません。
近隣住民にも排水のことを心配させたりなんかしません。
スキャンダルは起こすかもしれないが(?)、色々話題を提供するかもしれませんけど、でも、ドライテックは力強く成長をしています。
「土間コンにした場合、排水はどうするの?」
大丈夫。
任せておいて。
オワコン土間コンに変わって、新しい土間コンは排水のことを心配なんかさせない。
地球に蓋しない透水性コンクリートがこれからの土間コンの常識です。
宮本充也