2020/12/25
【千葉】「実にバラエティに富んだ採用理由となった」山一園(前編)

千葉県勝浦市。水勾配をつけたくない。玄関前はタイル下地(平らにする為)。階段は滑りにくい材料を希望。駐車場は水勾配もとっているが側溝に負担をかけない。施主はすでに住んでいる為、施工後直ぐに歩けるように。実にバラエティに富んだ採用理由となった。(前編)
製造:匿名希望、施工:山一園(担当:唐鎌泰紀、65m2、100mm厚、5名、4時間)。
ドライテックは滑らんなあ
施工Before。
実に撮れ高のある現場だ。
なので、禁じ手かも知れないが、前編と後編2回に分けてブログにしたいと思う。
毎日3本もブログを書くことをノルマ(カルマ?)としているため、このくらいの技を使っても文句は言われないだろう。
「それ、ずるいよ」
と思われる方がいらしたら、ぜひ5年ほど毎日ブログを3本書き続けてみてほしい。
本日で4年と9ヶ月と25日毎日ブログを3本(以上)書くことになる。
二日酔いで死ぬ思いの時も、失意のどん底にいる時も、痛風に喘ぐ日も、僕はひたすら毎日ブログを3本書き続けてきたのだ。
我ながら、変態だなあと思う。
さて、ドライテックの現場を紹介しよう。
こちらの現場の採用理由は実にバラエティに富んでいた。
後編では駐車場部分の紹介をする予定でいるが、前編では玄関へ続くアプローチと階段について触れたいと思う。
「滑らない」
一言で言えば、これが決め手となった。
「滑らんなあ」である。
M1獲れるくらい滑らないのがドライテックだ。
まず、「平らにしても大丈夫」という性能が挙げられる。
通常、従来の土間コン(オワコン)で舗装する場合、「水勾配」と言って、水を流すための傾斜が必要となる。
また、土間コンの場合、雨の後でも表面の水はなかなか乾かない(滞水)ため、コケ・カビの生育が促進される。
斜めっていて、しかもコケが生えている。
滑り台かっ!である。
一方、ドライテック(透水性コンクリート)は水が抜けていく。
ジャバジャバと水が抜けていく。
表面に滞水するいとまなどない。
すぐに乾く。
そして、これは人によって評価は分かれるかも知れないが、「表面がゴツゴツしてる!」。
これ、「滑らない」という意味ではとてもGood。
2020年のグッドデザイン賞金賞・経済産業大臣賞を受賞するだけのことはある。
(後、今年も残すところ1週間を切ったが、とにかく今年はグッドデザイン賞金賞を全面に出していきたい)。
そして、M1も獲った(嘘)。
施工After。
見るからに、滑りそうもない。
コケ・カビなんざ生える隙を与えない。
しかも、玄関前はこの後ドライテックの上にタイルを貼るのだそうだ。
ドライテックをした時にした場合、目地の部分から水は抜けていく。
玄関前のタイルの地面が斜めってるよりも真っ平らな方が「滑らない」に決まっている。
ドライテックを選んだのは素晴らしいセンスだ。
おめでとう。
ドライテックは滑らない。
ドライテックは2020年も滑らないどころか大ブレイクしました。
鬼滅か、ドライテックか。
すごい、フィーバーしました。
ありがとう、2020年。
そして、2021年も、滑らないどころか、駆け抜けます。
雨上がり、土間コン(オワコン)の上でダッシュして、急に止まってみるといい。
つるん、と滑る。
コケなんか生えてたら、「氷かっ!」くらいツルツル滑る。
これから迎える超高齢化社会において、そんな土間コン(オワコン)は凶器と言っていい。
土間コン(オワコン)は人殺しだ。
悪いこと言わないから、土間コン(オワコン)を採用するのはやめておいた方がいい。
ドライテックという次世代のコンクリートテックがあるのを知ってしまった以上、あなたは土間コンを施工しようとする施工者に「やめてくれ!殺す気か!!」と叫んでもいいと思う笑。
そんなわけで、妙なテンションで前半戦を終わろうと思う。
後半戦は駐車場部分の施工を紹介したいと思う。
(後編に続く)
宮本充也