2020/12/30
【京都】《インターロッキング》《アスファルト》《真砂土》徹底比較!「【祝】京都市発注《ドライテック》と仕様書に指定されました」(前編)

「京都市発注のドライテック9m3(72m2分)出荷しました!」(京都福田山城さん共有)。世界的な環境都市である京都市発注(公共物件)の仕様書で「ドライテック」が指名された。いよいよ舗装材の標準となったドライテックは、先行舗装材「インターロッキング」「アスファルト」「真砂土」に比べどのようなメリット・デメリットがあるのかについて。
製造:京都福田城陽工場(担当:山城修二)、施工:不明(9m3/72m2、100mm厚)。
公共物件でドライテック指定
京都福田城陽工場の山城さんから共有された製造・施工状況。
今回はなんと、国際都市京都市発注の公共事業で「ドライテック」と固有名詞付きで採用された物件への出荷。
「水を通すコンクリートといえばドライテック」
これは、もはや代名詞になっている証拠。
この共有に関係者もどよめく。
京都議定書が締結された街。
国際的な環境先進都市。
そこで、「地球に蓋しないコンクリート」透水性コンクリートが「ドライテック」とご指名で採用される。
(実際は、「ドライテック同等品以上」という記載だったと思われる)。
施工After。
公共事業だからといって、特段民間エクステリアや建築外構との施工フローは変わらない。
今後、京都市をはじめ各地方自治体では「地球に蓋しない」グッドデザイン賞2020金賞・経済産業大臣賞をとったドライテックが続々と採用されることになる。
インターロッキングや、アスファルト、真砂土舗装などとの違い。
公共事業に使われるようになると、普及はまた一段シフトチェンジすることになるだろう。
公共事業。
役所物件。
実は、ドライテックだって以前こうした領域への営業活動を行なった経緯がある。
「実績は?」
役所担当者は自分の責任で新技術に取り組んで失敗したくない。
余計な減点をされたくない。
だから、新しい技術は「実績ないものはちょっと」といって採用を見送るのがお約束。
新技術、新プロダクトは、最初はとにかく民間で実績をつけて、それからようやく役所は重い腰を上げる。
そんな役所が発注する公共事業の舗装の代表格は、
⚫︎インターロッキングブロック舗装
⚫︎アスファルト舗装
⚫︎真砂土舗装
がある。
これらは、資本背景も潤沢な大企業や、複数の企業群で組織される〜〜工業会のような公共性の高い(ように見せている)団体が組織的に地方自治体に折り込み活動を行なった結果普及したものだ。
インターロッキングブロック舗装(出典:https://www.nippon-c.co.jp/products/keikan/int_rcblock.html)。
アスファルト舗装(出典:https://images.app.goo.gl/X8Tbii3hQ613zq8Q8)。
真砂土舗装(出典:https://images.app.goo.gl/TnRP1etjGuDsVvws8)。
比較対象によって際立つドライテックの性能解説。
よく役人や採用担当者から「デメリットは?」と聞かれることも多い。
この、常套句だが、メリット・デメリットというものは、比較の対象があってこそ成り立つ性質となる。
ここでは、公共事業で標準的な舗装それぞれとの対比で、ドライテックのメリットやデメリットを後編で紹介していきたいと思う。
こうした比較記事の積み重ねが公共物件におけるより公平で正しい舗装の採用につながれば幸甚である。
(後編に続く)
宮本充也