2020/12/31
【広島】「生コン協同組合単位での製造・施工見学会大歓迎」尾道地区生コンクリート協同組合

広島県尾道市御調町。同エリア生コン製造者主催の施工見学会。(株)タカヤマ 生コン工場内で製造・施工指導立会。尾道地区生コンクリート協同組合加盟プラントの方々参加され「今後案件があれば対応します」と力強い声をかけていただく。いよいよ中四国広島でもドライテック供給は加速する。
製造:(株)タカヤマ 生コン事業部。
【広島】「今後案件があれば対応します」
施工Before。
(株)タカヤマ 生コン事業部の構内に設置された特設ドライテックサンプル(展示)用スペース。
使用する道具、材料を配るためのスコップ、平坦に均すためのトンボ・アメリカンレーキやプラゴテ、端部を押さえこむためのタンパなどが用意されている。
このところ、同エリアの生コン製造者にも多数寄せられる「ドライテック製造」の問い合わせ。
尾道地区生コンクリート協同組合に加盟する生コン製造者らが多数集まり、話題のドライテックを製造し、施工まで自分たちでやってみようということで見学会が開催された。
これだけ大勢の方々にご参集いただくドライテック。
15年の時間を経ると、どんな価値でもそれなりに人々の耳目を集められるようになるのだと感慨も一入だ。
こうした現場ラストワンマイルを支える人々の手でドライテックは地面の常識を変えていく。
地球に蓋しないコンクリートが自然と人との失われた関係性を再生する。
施工完了。
作業をされた方々は生コン製造に従事する、普段施工をしない一般・素人。
道具も見てわかるように、簡単に手に入る(ホームセンターや建機レンタルのお店)物ばかりだ。
薄いベニアの上でプレートコンパクタを走らせる理由は、プレートマークと呼ばれる凸凹を避けるため、DIYerなど機械の使用に慣れていない方々に推奨されている方法。
完成写真はまるで熟練工が施工したものと見分けがつかないほどだ。
この施工上の敷居の低さがドライテックの魅力であり、体験することでそれは理解される。
もちろん、製造も同じこと。
「透水性コンクリート」という言葉で身構えていたプロの製造者も、実際に練ってみると「へ?こんなに簡単なの?」と拍子抜け。
見学会の後、「今後案件があれば対応します」と力強いコメントを頂いた。
生コン協同組合単位での製造・施工見学会大歓迎です。
今回は広島県の尾道地区生コンクリート協同組合が主催で行われた。
単独の生コン工場が主催となって行われることもある。
「アウト工場なんですけど、大丈夫ですか?」
たまにこうした不安げなお問い合わせを頂戴することがある。
一般にはわからないかもしれないが、僕たち生コン製造者はアウト・組合員という二項対立で括られている。
体制側か、反対勢力か。
いずれかの所属で考え方も行動も規制される。
くだらない慣習だと思っている。
生コンポータルは静岡県伊豆地方の生コン製造者が運営している。
同エリア内の静岡県生コンクリート販売協同組合という団体に所属している。
組合員だ。
だが、また別の地方のアウト工場と利害相反する謂れもない。
アウトとか、組合とか、そもそも、そんな括りは「地球に蓋しないコンクリートの普及」にとってどうでもいい。
どっちだっていい。
思いが通じ合えば、みんな躊躇わずに参加すればいい。
でも、やっぱり、今回のように地域をあげて(協同組合単位で)取り組まれる方がその普及も力強い。
だから、もし、次年度の事業が決まっていない生コン組合さんがいたら、透水性コンクリートをはじめとする環境舗装コンクリートの普及事業なんかどうだろう。
予算をつけて、ご当地の市場開拓をしてみてはどうか。
そのきっかけとして。
生コン協同組合単位での製造・施工見学会、おすすめ。
喜んでお邪魔します。
いろんな地域でまだまだ供給体制が充実しているとはいえない。
1人でも多くの共感者をまだまだ世界は求めている。
宮本充也