2017/05/17
「透水性コンクリート、役所にリベンジ!」 ヒートアイランド・水資源・洪水・地下水系・公共・水たまり

モノの売り買いの現場はとても面白い。
買う側も、
売る側も、
緊張するものだ。
「こいつ、信用なるのかな?」
「何考えてっかわかんないな、このお客さん」
みたいな均衡状態が常に存在する。
事実、モノを売る(すすめる)立場として、
買う側の人間と交渉をする場合、
なんとかして買わない理由を探し出してやる気満々の方
が結構いらっしゃる(笑)
これは仕方ない。
特に建設関連製品のようにいちいちの単価が結構はるものの場合、
100円ショップで買ったものががらくただったみたいなのとは違って、
損害が大きいのだから。
そこへ行くと役所なんかはなかなか売り込みづらい相手となる。
1回で決める額がそこそこにすごい。
家1棟くらいの額になる場合だってある。
その意思決定を担当者ベースに任せられているのだ。
そこへ、
「新製品のご紹介です」
などと現れた僕みたいなちんちくりんなんか怪しすぎて仕方ないはず(笑)
「こいつから買って大丈夫か?」
という問いに短期間でこたえなければならない担当者は、
若く経験もなかったりするからもし失敗したら出世の道が閉ざされる。
突然現れたちんちくりんに自らの運命をゆだねる勇気は無かろう。
こうした背景からどうしても役所工事における新製品普及は難航する。
透水性コンクリート「ドライテック」も上記経験をしてきた。
売る側としたら役所工事での採用は1発がでかいため、
どうしても狙いに行きたくなる市場。
ただ、現場では「買わねえぞ絶対」と体を硬直させている担当の方がいる。
これではなかなか交渉も成立しないというものだろう。
こうした現状を緩和させるためにも行政はNETISなど、
新技術の登録制度を運用したりして以前よりは少しはましにはなっているものの、
ドライテック役所営業の経験でいとも簡単に心が折れた僕たちは、
数年前から完全に市場を民間にシフトして営業展開をしてきている。
情報戦略(WEBサイトなどの運用)が奏功したこともあり、
民間では順調に数字を伸ばすようになってきた。
さて、時は来た。
透水性コンクリート、役所にリベンジ!
である。
仮説と検証を繰り返していると失敗は続くけれど、
ただ失敗するだけじゃなくていろいろな人脈やネットワークが形成される。
本当にいつの間にかだけれど、
売りたくて売りたくて仕方ない日々を繰り返したことにより、
それなりの役所や発注機関、研究機関への人脈が形成された。
役所に言われると必ず言われる一言、
「実績はあるんですか?」
に対しての理論武装も民間市場でおかげさまで多く手にすることができた。
さらには、
エビデンス
といって、採用するに足る技術的裏付けも、多士との交流で手にしている。
時は来た。
そんな気がする。
社会から水たまりをなくす
地面といえば住宅外構(土間コンとか)ももちろんそうだけど、
一方役所工事もそれなりに大きなボリュームがある。
水たまりをなくしたければ併行して役所へのアプローチも続けるべきだと思う。
インフラ整備はその性質上どうしても行政機構がリーダーシップを握る必要がある。
どうしても無視のできない存在。
多少なりとも施工経験はあるものの、
一時期完全に折れてやめてしまった役所へのアプローチ。
ここらでいっちょ再開と行きたいと思う。
公共性の高いところで採用されればそれだけ、
多くの人たちに「みずたまりがない」「すずしい」「あんぜん」「かいてき」という、
ハッピー
を多く届けることができるのだから。
ドライテック、役所にリベンジ!
始まります。