2021/01/10
【静岡】「ドライテックをやってくれる施工者が見つからない」カレンフジ

三島市西若町。前回施工(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1514.htmlに続き本日2日目。2回目ということもあり、現場には施工中写真を撮影するほどの余裕があった。「水勾配をつけたくない」という採用理由。(えりこさん共有)。
製造:長岡生コンクリート、カレンフジ(20m2、100mm厚、3名)
2回目のドライテック
施工Before。
前回施工(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_1514.html)に続き本日2回目のドライテック。
新築戸建て住宅駐車場舗装(後半部分)。
採用理由は、「ななめではない、平らな駐車場」ということだった。
前回も紹介した通り、現在の舗装の常識は「水はけのために排水設備に向けてなだらかに(2〜3%)傾斜する」となっている。
つまり、ななめ。
平らじゃない。
また、悪いことにエクステリア関係者にとって「排水性」「透水性」といえば、ポーラスアスファルト舗装が標準品となっている。
ポーラスアスファルト舗装はエクステリアにとっては身近ではないもの。
材料を自身で購入して施工できるものじゃない。
そのイメージが、勝手にコンクリートにもまとわりついてしまい、「ドライテックは生コンのように自分で購入できないもの」という決めつけがある。
これが、ドライテックがなかなか普及しない阻害要因となっている。
「最寄りの生コン製造者、あるいは取引のある生コン屋さんでも買えるんですよ」
これを、生コンポータルではしつこく伝え続けている。
ほら、生コンみたいに生コン車で現場に到着。
生コンのように一輪車に材料が荷下ろしされている。
つまり、ドライテックは生コンなんです。
施工要領だって、従来の土間コンとほぼ同じ。
一輪車(あるいはワイヤーメッシュがないので直に荷下ろし)で荷下ろし敷設された材料はトンボやプラゴテなどで均される。
土間コンと違って水勾配が要らないから、真っ平らに均すことができる。
違うのは、そこから。
従来の土間コンはそこからブリーディング水(余剰水)が乾くのを待たなければならない。
ただ、ドライテックの場合はそのブリーディングが発生しないため、即座に次工程に移ることができる。
金鏝で何度も擦る(仕上げる)必要がない。
写真にもあるようにプレートコンパクタ(30kgタイプ)で締め固め・転圧で終了。
猛スピードで終わる土間コン、ということができる。
施工After。
残り半分の20m2はたった3人で施工完了となった。
この時期「午後から施工できる」土間コン、透水性コンクリート《ドライテック》は施工現場の強い味方。
ドライテックをやってくれる施工者が見つからない。
もし、あなたが一般の方だったとして、ドライテックに興味を持っていたとしよう。
自分で施工するという選択肢もないではないが、やはり普通はエクステリアを専門にしているような施工者に依頼することになるだろう。
まだまだ「当たり前」になっていないドライテック。
施工者からはいろんな反応が返ってくると思う。
「やったことないからできません」
これ、結構多い。
そしたら、どうか、怒らずに聞いてみてください。
「生コン工場と取引とかしてないんですか?」
これ、結構挑発的に伝わるかもしれない。
「生コン屋さんに相手されないような昨日今日初めてぽっと出の業者なんですか?」
というふうに施工者には伝わるかもしれない笑。
ムッとしながら、「いいえ、生コン工場とは取引はもちろんありますよ」とこう答えるだろう。
(もし、「生コン屋さんとは取引してません」なんてエクステリア会社なら、悪いことはない、そこに依頼するのはやめましょう)。
「じゃあ、そこで製造してもらってくださいよ、ドライテック」
もし、この希望に、「いいえ、生コン工場ではドライテックは製造してません」と返答があったら、それは嘘だ。
すぐさま生コンポータルのメールフォームでその旨お知らせください。
もしよければ、その施工者とあなたの間に入ってもいいですよ。
あるいは、庭コンの施工者リストに載っている他の施工者さんに問い合わせるのもありかもしれない。
施工業者一覧
仲介料、手数料など一切かからない「お庭づくりは0円マッチング」庭コンでは最寄りのドライテック施工可能なお店に連絡ができる。
寄せられる相談で最も多いのが、「施工店が見つからない」というもの。
僕たちが一番困ってるのも、ここ。
生コンポータルでは、5年以内にドライテックの施工者数を5,000件以上にしたいと考えている。
「ドライテックやったことないエクステリア会社はもぐり」
そのような世界を作りたい笑。
何も、我田引水したいわけじゃない。
地球に蓋しないコンクリート舗装が普及するのであれば何もドライテックじゃなくてもなんだっていいとすら思ってる。
サステナブルな産業になれば、みんなが喜ぶ。
僕も喜ぶ。
あなただって喜ぶはずだ。
失われてしまった自然と人との関係性を取り戻そう。
透水性コンクリートの情報発信は今日も続く。
宮本充也