2021/01/13
【長野】 「《定規》《ベニア》ドライテックを真っ平らにする方法」竹花工業 小諸工業・新高興業

施工・新高興業は、佐久地域で最も出荷実績の多いものの、施工上の課題として「平坦性」が挙げられていた。前回生コンポータルの施工指導員(二見メンバー)の立会で「定規の使用で平坦性を確保する」を習得し、今回は見事な平坦性を確保することができた。
製造:竹花工業 小諸工場(担当:掛川直樹)、施工:新高興業(4m3/32m2)。
基本に忠実に!《定規》《ベニア》施工
竹花工業が創業する佐久エリアでは最も施工実績の多い新高興業。
これまでの施工実績で浮かび上がってきた課題は、「平坦性」。
「水勾配(傾斜)をつけなくてもいい」ということは、そのまま「真っ平らになる」というわけではない。
「真っ平らにしても大丈夫」ということであって、真っ平らにするためにはそれなりの施工技術が必要。
人間の目や施工はなかなかいいかげんなもので、機械のように精緻に真っ平らはなかなか望むべくもない。
前回施工指導員として生コンポータルの二見メンバーからアイディアを得て今回は《定規》を利用して平らさを確保する試みを行なった。
平坦性を確保するために、両脇の型枠と型枠に橋のように架かる定規で均等の高さに材料が敷設され均されていく。
高さは、「余盛り」を含んで120mm。
プレート転圧で沈む分(20mm)が余盛りとなる。
ベニアでさらに平坦に転圧ムラで凸凹が発生しないように注意して締め固める。
施工箇所も幅を小さくして2レーンに分けて施工することで精度も上がる。
ドライテックに限らず、透水性コンクリートの施工は幅員(はば)を小さくすることで精度が上がる。
逆に、施工幅(施工フロント)が5m以上など長くなればなるほど必要な作業員も多くなり施工の難易度は上がってくる。
施工上のコツの1つだ。
2レーン目(もう半分)の施工。
施工完成側のドライテック(1レーン目)の上にちょうど2cmの高さの木材を置いて、もう片方の型枠との間に同様に定規を架ける。
このことで敷設される材料の高さを均一に120mmにすることができる。
この場合、完成しているドライテックを破損させないように丁寧に作業を行うことが重要。
施工After。
これまで課題となっていた「平坦性」「真っ平らであること」は定規とベニア板(4mm)、さらには丁寧な作業で見事逸言。
見事、「まっ平らな駐車場」でも、「水捌けに困らない」「水たまりができない」が叶えられた。
新高工業のドライテックはこれからも続く。
初回のみ無料!施工指導員の立会やってます!
生コンポータルが一番残念なことは、「動画見て簡単そうだから自分でやってみたら失敗した」と後で言われること。
情報発信が徹底し切れていないのだろうか。
「なんか、静岡からとかくるんでしょ?すごい費用請求されそう」
そんなイメージか?
今日だって、博多とか関東とか、静岡から施工指導員が伺っている。
最近では、関西や関東にパートナー施工指導員がいて、わざわざ静岡かから行くみたいなことではなくなっている。
現地の指導員が現地の現場に立ち会う。
だから、そんなに遠慮しないで欲しい。
失敗されるよりよほどいい。
ぜひ、呼んでください。
今回の新高興業さんは、もともと「平坦性」に課題を持たれていた。
生コンポータルの施工指導員(二見メンバー)が立会あれこれとこれまでの施工の経験をレクチャしただけで、今回のようにプロの施工が実現する。
そもそもが餅は餅屋なのだ。
知識さえ習得すれば、簡単にスキルは得られてしまう。
元々すごい人たちなのだ。
きっかけが必要。
ナメック星人の長老にものすごく強くしてもらったクリリンみたいなものだろうか。
施工者の皆さんの腕はすごい!
だからこそ、遠慮なく施工指導員をお呼びください。
僕たち生コンポータルは喜んでお邪魔します。
一緒にドライテックの施工を楽しもう。
土間コンの苦労から解放されよう!
「真っ平らにするなら《定規》と《ベニア》が便利!」
いろんな施工上のノウハウは16年で進化し続けています!
宮本充也