2021/01/29
【埼玉】「蚊が発生する内庭か、すっきり乾いている内庭」岡庭建材工業・彩生

埼玉県八潮市。戸建て中庭の舗装に採用。施主がインターネットでドライテックを知り外構施工業者の彩生に相談。仕入れ先販売店春日部福田商店に問い合わせたところ、岡庭建材工業から出荷できるということで初施工となった。
製造:岡庭建材工業(担当:江川直人)、施工:彩生(16m2/2m3、100mm、他詳細不明)
中庭(内庭)の排水計画に強い味方
10年経過した戸建て住宅の中庭。
知っている人は知っている。
中庭、ジメジメ〜。
前日のものと思われる雨の水がいまだにウッドデッキの上を湿らせている。
合成木材であるためコケ・カビの繁殖はそれほどではないが、テーブルの天然木材は美しく苔むしている。
中庭は憧れるけど、湿気、排水、水はけという現実。
当たり前のことだが、何せ周囲をぐるり建物で囲まれ太陽は差さないのだから。
施工Before。
周囲をぐるり構造物に囲まれている。
お施主さんがインターネットで調べているうちにドライテックを知る。
相談していた彩生(外構施工業者)にその希望を寄せ、仕入れ先関係をあれこれ当たってもらったところ県内の岡庭建材工業が製造・出荷に対応していることを知った。
初施工に挑戦。
施工After。
古びたブロック塀を見てもわかるように太陽の光も届きにくく湿りがちな内庭もドライテックを施工することで雨後直ちに乾く。
水が翌日まで貯まるなんてことはない。
お施主さんの希望は見事叶えられ、スッキリした内庭ライフが一生手に入る。
ドライテックの透水性は論より証拠、百聞は一見にしかず。
よく、「どのくらい水を吸い込むの?」と聞かれるが、回答には文学的素養が求められる。
比喩がなかなか思いつかないのだ。
「地面にためた水を犬に飲ませようとするのだが、吸水が早すぎて水が飲めないくらい吸い込む」
こう説明しても誰も首を縦に振って納得した様子を見せない。
ポカンとして聞いている。
なるほど、伝わってないぞ、これ。
「日本の過去の最大降雨量の2.5倍の雨が降っても水溜りになりません」
これもよく使う言い回しだが、そもそも最大降雨量も経験された方はいらっしゃらないので、きちんと伝わっているか甚だ疑わしい。
「なんかすごそうだな」ってことはご理解いただけるが、正確にその性能は伝わっているとは言い難い。
毎日のようにセミナーを開催していることで、「あ、納得してる」ってのには結構敏感だ。
ドライテックの施工上のメリットを土間コンと比較した説明は僕のオハコでもあるので毎度皆さん深く頷いていただける。
ただ、この、「どのくらい水を吸い込むか」についてはなかなかすっきりとした表現ができない。
だから、動画。
すごくね?
これだけ水を吸い込むのだ。
表面に水がたまらないから、ワンちゃんも水を飲めないで苦しむくらいなのだ。
論より証拠。
百聞は一見に如かず。
これだけ水が早く吸い込まれていく。
もちろん、空気も流通する。
滞水しないからボウフラなんか湧かないし蚊も大量発生しない。
夏は日陰だから冷涼な空気がそよぐ。
快適な内庭ライフが約束される。
コロナ禍、仕事もプライベートも、これから自宅で過ごすことが多くなるだろう。
庭キャンプ、庭で読書。
今後ますます庭の重要性が高まってくる。
庭で過ごすのは一生の中でも相当の時間を占めることになる。
一生に1度の庭造り。
さて、水が溜まってボウフラが湧き蚊が発生する内庭か、いつもカラッとすっきり乾いている内庭。
どっちで過ごしたい?
透水性コンクリートは5年以内に日本の土間コンの標準となる。
宮本充也