2021/02/11
【茨城】「花びらを散らせたかのような意匠性」鈴木建材運輸

茨城県日立市。施主の希望でドライテック採用。生コン製造者にとって施工者は顧客じゃない。顧客に価値を届けるためのパートナーだ。互いに立場を尊重しながらより良いプロダクトを市場と顧客にとどなければならない。
製造:鈴木建材運輸、施工:匿名希望(40m2、100mm厚、5名、2時間)
施工者は客じゃない
施工Before。
施主の希望でドライテック採用。
もはやそこに施工者の選択肢はない。
昨日ビジネスパートナーらと会食しているときに日本の商習慣に話題は及んだ。
「大手ゼネコン威張りすぎ」
実際そう思う。
建設現場において安全第一はもちろん大切なことだ。
そのための管理体系も大切。
ただ、それはそれ、これはこれだ。
無闇に威張り散らしているゴミ野郎を結構見かける。
よって僕はゼネコンの現場には一切立ち入らないようにしている。
お互い精神衛生上良くないからだ。
小さな世界でチヤホヤされて若いうちから勘違いし始めるくそゼネコン担当者などもうその先の人生はゴミ野郎が約束されたようなものだ。
上司やクライアントに対してはへつらう。
立場が上ってだけでやけにマウントを取ろうとする。
ゴミだ。
それをモノマネするちっぽけな施工者もごく稀にいる。
仕入れ先にいばるのだ。
そういう手合いは大抵家庭やコミュニティではうだつが上がらずいつも卑屈な笑顔を浮かべていたりするのだ。
死んで詫びてほしい。
そもそも施工者は仕入れさせていただいた材料様を所定の品質と出来形で顧客に納品することが仕事。
勘違いしてないでしっかりとその辺のところを肝に銘じておくべきだ。
なんだかよくわからんが昔の記憶が蘇ってきて変なテンションだ笑。
テンションを戻して、今回の仕上げは特殊骨材を仕上げ前に散らしてから転圧する。
まるで花びらを散らしたかのような意匠性。
キーバインダーの製造元であり塗り壁の老舗メーカーフッコーらしい素敵な提案だ。
このところ施工者や施主の方でこうした工夫を積極的に採用するケースも増えている。
ベースのドライテックにいろんなトッピングをする。
生で現場に運び込まれるドライテックならではの楽しみといえる。
敷設された材料を、レーキ(トンボ)で均してその後ろからプレート転圧で仕上げ。
一巡すればプロならすぐに要領を得る。
施工指導員も最初こそあれこれと口や手を出すが、そのうち「邪魔だよ」ってなる。
まだ自転車を操縦できない人にとっては補助輪は有用だが、乗れるようになると邪魔なのと同じ。
ものの5分で乗り方を覚えちゃえる。
それが、ドライテック。
生コン製造者は適切な品質を確保する。施工者は施工品質に徹する。
いよいよ役割分担がしっかりと機能し始めている。
従来の土間コンを施工する際に生コン屋さんが施工に関してとやかく口を出さないのと同じだ。
また、施工者だって製造所を訪ねてあれこれ配合に口出すのはおかしい。
互いにプロの領分がある。
そこへ行くとゼネコンは生コン工場を訪ねてあれこれ指図する今の商慣習はおかしいと思うべきだ。
生コン工場としてはずべき。
本来であれば要求性能をゼネコン(施工者)から依頼されたら生コン製造者の主体性を発揮して配合を設定するのが筋。
今は残念ながらそうはなっていない。
なんでこうなってしまったんだ。
ものづくりの誇りを取り戻すべきだと思う。
というわけで、妙なテンションのまま本日1本目のブログは書き終えることになる。
本日は昨晩ご一緒していたビジネスパートナーが急遽宿泊するということになり彼をもてなす必要が生じて朝の時間をブログに当てることができなかった。
相手が若いこともあり腹いせにあれこれ難癖、因縁をつけまくった。
その名残がブログにもあるのかもしれない笑。
今僕は42歳。
中堅としてこれから業界を盛り上げ、リードしていく世代となる。
若手に対しては常に僕は厳しい存在でありたい。
まあ、興味ない奴に対しては厳しいもあまいもなく無視しているが。
口だけのやつは許さん。
言った以上は絶対に形にしてもらおう。
丸壽産業の若手28歳前嶋さんは僕の前で「今年コンクリート主任技士合格します」とコミットした。
このコミットメントがどれほど今後自分自身を苦しめるか。
目の前でラーメンを啜っている彼には想像もできないだろう。
背中を見せたらとことん追い詰める予定だ。
もう、合格する以外この地獄からは逃れられない。
例のポンプ屋だった人とか転職豚試験室のような末路を辿って欲しくはない。
がんばれ、若手。
がんばれ、前嶋ノブミツ。
未来は明るい。
食後デザートを平らげスマホをいじる前嶋氏(28)。
宮本充也