2021/02/22
「インターロッキングブロック舗装関係者の皆さんはどうかご覧頂かないようお願いします」徹底比較

大人気シリーズ「16年間ポーラスコンクリート(ドライテック)に身命を捧げてきた宮本充也が語るドライテック解説シリーズ」。#9はエクステリアのおしゃれなアプローチ舗装で定番のインターロッキングブロックをとことん解説。「インターロッキングブロック関係者の皆さんはどうかご覧頂かないようお願いします」。
悪口は愛情の裏返し?愛するインターロッキング様
透水性コンクリートドライテック講座 #9 ドライテックとインターロッキング
00:00 オープニング
00:17 講師:宮本による挨拶
00:27 趣旨説明<他の放送とどう違うの?>
01:42 比較する舗装"大人気でお洒落なインターロッキング"
02:53 "施工性"
05:44 "段差"
07:49 "目地から草"
09:53 "デザイン性"
11:55 "埋設物のメンテナンス時"
13:32 挑戦者求む!
13:56 それでもインターロッキングを使いたいときは?
15:23 質問)ドライテックを下地に使う時、施工厚は?
友人や知人にもインターロッキングブロックに携わっている方がいらっしゃるため非常にバツの悪い動画になってしまった。
どうか、このブログが知り合いのあの人たちの目に触れないように祈るばかりだ。
SNSにあげても全部目に止まるってわけじゃなかろう。
どうか、このブログだけはそっとスルーされてくれ。
頼む。
なんで、こんなに罵ってしまったのか。
インターロッキングブロックに携わる人たちはきっとぷんぷん怒り出すこと間違いない。
でも、思っているのに表明せずにかげでせせら笑っていればいいのだろうか。
うむ!
それは違う!
うむ!
煉獄さんならきっとそんな裏表のある人物のことを許してくれないはずだ。
ここは正々堂々とインターロッキングをディスるのが公平なあり方だ。
反論があったら互いにフェアにYouTube上で論戦を繰り広げよう。
何よりも問題なのは建設資材があまりにも世間に知られていなさすぎるという産業構造にあると僕は思うのだ。
YouTubeやSNSなどでガンガン産業の透明性を高める。
これはきっと市場と顧客が求めているあり方なんだと思う。
さあ、動画だけでなく、こちらのブログでも、思い切りインターロッキングブロック様のちょっとダメな部分について鋭く切り込んでいきたいと存じます。
施工性:
例えば、アールといって曲線を描くアプローチを想像してみよう。
湿式材料の生コンやドライテックの場合は造作もなくそのアールに組まれた型枠に沿って材料は敷設され仕上げられる。
一方、乾式材料のブロックはそうはいかない。
角のところがはみ出ちゃうわけだ。
そこを現地でコンクリートカッターとか使ってめっちゃうるさい騒音と粉塵・誇りを撒き散らせながら、周囲を汚しながらせっせと施工しなければならない。
アールじゃなくとも、必ず端材は発生する。
とにかく時間がかかる。
この施工性はそのままズバリコストに影響する。
段差:
ブロックは時間の経過とともに荷重のばらつきにより沈むところとそのままのところといったように凹凸が発生する。
その凹凸。
今のあなたはまだ若いかもしれない。
ただ、数十年そこで暮らせばあなたはおじいさん、おばあさんになる。
今は問題なく段差をヒョイっと軽やかに飛び越えているかもしれない。
その段差に足をつっかけて転倒なんて事件じゃないか。
骨折しますよ。
一方、ドライテックは路面に滞水しないので表面が滑りにくくグリップ効果もある。
無論、段差なんかできるわけもない。
安心、安全を考えたらドライテック一択だ。
目地から草:
公共事業などで採用されることもあるインターロッキングブロック。
夏場注意深く観察してみよう。
段差ができるくらいだから、もちろん隙間だってできる。
そこに砂埃、土埃が溜まってあいつ、そう、雑草がわんさと生えて来る。
しゃがんでせっせと草むしりですか?
鎌で草を刈ってる時に左手(利き手じゃない方)をぐさり、なんて悲劇じゃないか。
もう、あなたを僕は傷つけたくない。
インターロッキングではなく、ドライテックにすれば、そんな危険な目に大切なあなたのことを晒すこともない。
どうか、ドライテックにしよう。
デザイン:
いろんな色を選んでパズルのように好きなデザインを楽しもう、なんてもっともらしく言ってるが、綺麗なのは「最初だけ」。
透水性のブロックもないことはないが、目が細かすぎてすぐにコケ・カビで真っ黒になって最初のオシャレさなんかどこ吹く風であっという間に汚れます。
一方、汚れってやつは水とともにやってくるものだが、ドライテックは空隙がめっちゃ大きいので水が溜まってることなんかないし、表面が保水してコケ・カビが生えやすいなんてこともない。
いつまでも綺麗なのがドライテックなのだ。
あなたの足元を支える舗装。
いつまでも綺麗にしていたいと願うのは僕だけだろうか(いや、ない)。
無論、ドライテックにはトップコートもあります。
意匠性も負けちゃいません。
埋設物のメンテナンス時:
よく、「インターなら外してまたはめ込むことができるから地下埋設物の撤去・更新の時にも問題がない」なんてことをもっともらしくおっしゃっている方がいる。
じゃあ、なんで街中のインターロッキングが剥がされた後、そこがアスファルトやコンクリートで埋められているのをよく見かけるのか。
そもそも、ブロックを撤去して、またそこに戻しました、なんて話は聞いたことはない。
メリットの捏造だ。
一方、ドライテックにはパッケージタイプもある。
ほんのちょっと必要なんだよね。
夜施工しなくちゃなんだよねみたいな時にもってこいだ。
全然メンテナンス性だって負けちゃいない。
以上、心を鬼にしてインターロッキングブロックのドライテックに比べて劣っている点を並べてみた。
我ながら愛情が深すぎる。
本当にインターロッキングブロックを愛していなければここまでは書けなかろう。
許せ。
このシリーズ、なんか敵増やしそうな気がする笑。
エクステリア資材村で干されるかも笑。
さて、次回は真砂土舗装を愛し尽くすつもりだ。
愛情の反対は無関心なのだ。
決して、憎悪ではない。
愛なのだ。
愛しいのだ。
どうか、こんな愛くるしい僕を関係者の皆さんは温かい目で見守ってね。
できれば、動画もブログもご覧いただかないようお願いいたします笑。
怖すぎてYouTubeにはコメントを入れる機能を停止してあります。
なんか文句あったらメールフォームで直接生コンポータルにぶち込んでくださいね。
できれば、あなたが本当にインターロッキングや真砂土舗装を愛しているのであれば正々堂々とYouTube上で論戦を繰り広げましょう。
そうやって、エクステリアや建設の世界は風通しがよくなる。
より多くの市場と顧客がハッピーになる。
僕はそう信じている。
宮本充也