2021/02/23
【東京】「老舗仕上げ材メーカーフッコーの真骨頂ここにあり」渋谷建材・ワイエイ.ケイ

東京都目黒区青葉台。某ハウスメーカー住宅展示場に撒き石(甲賀砂利2分・3分)+デザイン石(新黄華砂利)120mm厚。2日間にわたって合計170m2/28m3ドライテックが採用された。「老舗仕上げ材メーカーフッコーの真骨頂ここにあり」。
製造:渋谷建材(担当:大曽根勇太)、施工:ワイエイ.ケイ(170m2)
建築家に愛されるフッコーの実力が炸裂
現地での材料品質チェックもOK。
施工が始まる。
撒き石(甲賀砂利2分・3分)+デザイン石(新黄華砂利)仕上げはフッコーが設計に提案して採用された。
施工After。
2日間にわたって合計170m2/28m3の規模の建築外構がクールに完成。
有名建築家御用達の仕上げ材老舗フッコーの実力炸裂
距離が近すぎて忘れてた。
フッコーの代表取締役は駆け出しの頃からともに歩んできてるから20年近い付き合いとなる。
もう、友人というか、兄弟というか、距離が近すぎて目が眩んでいたのかもしれない。
今回のこの現場はヤバい。
超クールだ。
さすがは仕上げ材(塗り壁、塗装)の分野で一流建築家を唸らせるだけのことはある。
(出典:フッコーギャラリー)
やるじゃん、フッコー。
すげーオシャレ。
そんで、そのフッコーのお家芸というのが「スペック営業」と呼ばれる特殊な提案方法。
⚫︎参考記事:【神奈川】「図面に最初から《ドライテック》と書いてある」東伸コーポレーション・フッコー・ワイエイ.ケイ
フッコーの営業職員のオフィスはクライアントの設計事務所と言っていい。
建築家に寄り添い多彩な建築表現を素材面からサポートする。
目に触れるところ。
意匠性が要求される場所。
壁(内外装)、そして床(土間コン)。
一方、生コンポータルには日頃そのような視点がない。
「水たまりができません」
「草むしりから解放されます」
「コケとか汚れが滞水で発生することがないのでいつまでも綺麗」
(施主向け)
「普通2日がかりの土間コンが1日で終わります」
「DIYでもできるほど簡単施工」
「水勾配で悩む必要がありません」
(施工者向け)
機能材「生コン」をひさぐ立場としてはついつい(というか、それが正しいのだが)ゴリゴリに機能性をアピってしまう。
オシャレとか、クールとか、観念的な提案はしない。
目に見える、具体的な(そういえば、Concreteを直訳すると「具体」だったな)、手に取れる機能を重視する。
フッコーと生コンポータルの一見チグハグで凸凹に見えるこの組み合わせ実は最強なのではないか。
⚫︎参考記事:「これまでやってきたことの全てがこれからの要請にズバリ応える」(週刊生コン 2021/02/08)
何事にも言えることだが、何にもまして「時の彫琢」は最も説得力がある。
縁に理屈は通用しない。
後で振り返ってみて、それなりの時間が経過していて、実は最強の組み合わせだったんだね、ということが知れる。
最初から、そんなこと考えてたわけじゃないのだけれど。
同社の提案先は一流建築家やハウスメーカーなど多岐にわたる。
「まずはとにかく見た目」
そんなニーズで考えた場合フッコーの右に出る存在はない。
グッドデザイン賞2020金賞・経済産業大臣賞を獲得しているんだから間違いない。
以前であれば「どこか特別な建築家の品物」として一般には敷居の高かった素敵な土間コン(舗装)は今全国600を数える生コンポータルの仲間の製造者の力によりとても身近なプロダクトになった。
フッコーと生コンポータルの最強タッグ。
ここから無敵の行軍が始まろうとしている。
宮本充也