2021/03/11
【京都】「これなら自分たちでできるじゃん」三煌産業

京都府亀岡市千歳町。施主(DIY施工者)が新築戸建て駐車場舗装にドライテックを希望されエクスショップで注文し採用される。外構工事業ではないが、職人さんだったということでスムーズに進む。事前に動画で相当予習をされていたようだった。 (施工指導:SUMMERHILL)
製造:三煌産業、施工:DIY(80m2/10m3、100mm、5名、3時間半)
三煌産業でいよいよ京都は全域カバー
施工Before。
亀岡市一般の方がWEBでドライテックを探し当てブログやYouTubeで「これなら自分たちでできるじゃん」ということでエクスショップに材料注文。
昨日ふと気づいたがこのところの施工実績は大半が「DIY」となっている。
プロ施工者、このままで大丈夫なのだろうか。
「土間コンの3倍の見積もりが来ました」
これ、悔しいが、ドライテックあるある。
無論、生コンポータルでは実際に取引される価格について口出しする謂れはないが、原価を詳らかにしているし、3倍はどう見てもやりすぎだ。
なぜなら、原価が土間コンとさほど変わらないから。
透水性コンクリートドライテック講座 #7 ドライテックは結局安いの?
インターネットがそれほど暮らしに浸透していなかった昔と違って情報に関してはプロと素人の違いはほとんどない。
情報格差(知ってるか、知らないか)を理由に高く売ろうとする行為はすぐに暴かれる。
DIYが増えているというのもその表れなのかもしれない。
一生に一度の庭づくり。
不当に高く見積もり業者なんかに任せられないという。
ドライテック施工の最大のアドバンテージと言っていい「ワイヤーメッシュ敷設がない」ことで生コン車は直接路盤に乗り入れることができる。
そのため、直下ろしができる位ことから一輪車要員が不要となる
施工予定箇所(路盤)に生コン車が乗り入れている。
これはドライテックの施工上の強み。
従来の土間コンであれば路盤上にはワイヤーメッシュが敷設されていてこうはいかない。
一輪車(小運搬)要員も少なくて済むため、作業員のほぼ全員が施工に集中することができる。
だから、DIYにも向いている。
施工After。
10m3(80m2)の駐車場は一般DIYerの手で3時間半で完成。
なお、本件の詳細を撮影しているYouTube #shorts もあるので興味のある人はそちらを参照されたし。
#shorts :https://www.youtube.com/channel/UCcG3HO_iLRZru6tXg0lmvlw/videos
にしても、当たり前のようにたった3時間半とかで土間コンが一般の方の手により完成させられている世界。
10年前の生コン製造者・施工者にとっては信じられない光景だ。
そして、今回の亀岡のドライテック完成で京都府内は全域供給体制が網羅された。
こうして、パズルのピースを埋めるように、世界の土間コンの当たり前はドライテックになっていく。
今回材料供給を協力してくれた三煌産業(渡辺社長)とのご縁も10年以上前に遡る。
同い年の山城修二(京都福田)と共に京都生コン青年部の会合でお目にかかったのを記憶している。
ちなみに今回の材料手配も山城さんに多大なるご協力をいただいた。
毎日オンラインも含めてとても多くの人々に出会う。
それらのほとんどはそれっきりになってしまう。
ただ、それっきりになっていたかと思うと、今回のようにひょんなことでお世話になることもある。
人のご縁て面白いものだ。
ドライテックの面白いところは、その人のご縁にあるのではないだろうか。
プロダクトは通常特定の企業が特定の流通網を駆使して市場と顧客に届ける。
一方、ドライテックはそれぞれの地域のそれぞれの主体者がそれぞれの思惑でそれぞれの顧客に材料や施工をお届けしている。
「自分の」ドライテック。
「自分の」ポーラスコンクリート。
みんながそれぞれに努力し主体的に活動している。
共感の輪に支えられて流通している。
それが、ドライテックの特徴だ。
そして、これからのプロダクトはきっとこのように共感に支えられるものが世間に浸透してくのだと思う。
アスファルトや土間コンで蓋されず、自然と人が調和する舗装が今日もまた広がっている。
DIYerにばかり施工されるんじゃなくて、そろそろ本気出そうよ、プロ施工者の皆さん笑。
世界は共感で変わっている。
宮本充也