2021/03/25
「タイヤの減りが早いので表面をツルツルにして欲しい」

寄せられた相談。「2019年9月に日立市でドライテックを施工した※※※※※※※様より施主さんからタイヤのヘリが早いのでタイヤが減らないように表面をツルツルにして欲しいと言われているけど何か方法があるかとのご相談がありました。ご連絡いただけますでしょうか」。そんなことある??
タイヤが減らないようにして!
ごつい相談が寄せられた。
「ドライテックのせいでタイヤの減りが早い」
嘘でしょ?
まじ?
16年ポーラスコンクリート舗装に携わって来た。
もちろん、順風満帆な道のりだったわけじゃない。
未熟だった当時はいろんなクレームにさらされていた。
それでも、こんなクレーム(相談?)は初めてだ。
「タイヤの減りがはやい」
ゴツすぎる。
そもそも、本当にドライテックが原因なのだろうか。
確かに見た目ゴツゴツしてるし、普通の土間コンよりは鮫肌というかざらざらしててなんだか突っかかりそうな表面のドライテック。
サンドペーパーのように見えなくもない。
ドライテックでガリガリされたら痛そう。
削れそう。
でも、皆さんご存知のように、プレートコンパクタで表面は平滑に仕上げられる。
骨材がギザギザに突き出てる状態ではないので完全フラット。
子供が裸足で歩けるくらいに平滑。
足ツボマッサージ歩道みたいなんじゃない笑。
裸足で歩くたびに血だらけになるような舗装ではない。
ほら、用事が普通に裸足でドライテックの上を歩いてる。
やらせじゃないよ。
子供の柔肌でも難なく歩けるドライテックで削られるタイヤって、そんなのある??
そもそも、そんなタイヤで車の運転てやべーんじゃない?
トップコート塗るか?樹脂を塗ってみる?
一笑に伏して片付けてしまってもいいもんとも思うが、そこはまさつぐ。
常にお客様目線で、お客様に寄り添う姿勢を崩さない。
正気の沙汰とは思えない問い合わせに、「トップコートを塗るか?樹脂を塗ってみる?」と真面目に反応している。
「いやいや、お客さん。自宅の駐車場でドリフトとかしてるんすか?」
「自宅駐車場でどんだけ攻めてるんすか?」
と言いたくなるところをグッと堪えて真面目に答えるまさつぐ今後の神対応から目が離せない。
「タイヤが減らないようにして!」
こんな相談、ある?
JIC森先生のツッコミにもあるように、もしかしたらお施主さんはミニ四駆の話をしているのかもしれない。
プラスチックのサーキットに比べると、もしかしたらタイヤの減りは早いのかもしれない。
この問い合わせは電話で直接寄せられたそうだ。
普段ドライテックの受付をしていない生コン出荷担当の横田さんが受けたもの。
だから違和感なしに、「はぁ、タイヤが減る、ですか」と社内共有したのかもしれない。
しかし、冷静に考えて、どんなタイヤ?どんな駐車場?ってなる。
よしんばドライテックのせいでタイヤが紙やすりで削られるように減っていたとして。
ご要望のように「ツルツル」にしたら今度はそっちの方が危ないんじゃないかとも思う。
ツルツルすぎて今度は玄関から車までたどり着けないとか笑。
サプライヤーとして。
16年ポーラスコンクリート舗装に携わっている企業として。
お客様のご要望にはなるべくお応えしたいのは山々なのだが、「タイヤが減らないようにして」って言われても、いや、どんなタイヤですか、とついつい即応してしまいそうになる。
この問い合わせ。
今はじっくりまさつぐにより対応をしているところだ。
実際、どんなタイヤなのか。
どんな供用環境なのか。
駐車するためには必ずドリフトしなければならないという敷地条件なのか。
わからないことだらけだ。
本当にドライテックのせいでタイヤは減っているのか。
そうだとしたら世紀の大発明。
じっくりブログでフォローしていきたいと思う。
狐につままれたような気分だ。
宮本充也