2021/03/28
【静岡】「土間コンの水勾配がキツすぎて車体底部を擦ってしまう」仁科組

静岡県伊豆市。土間コンの水勾配がキツすぎて車体底部を擦ってしまうと相談が寄せられた。ポーラスコンクリート舗装なら勾配をつける必要がないのと、勾配のある箇所でも垂れない(スランプ0cm)という性質から、ここでもドライテック一択となった。
製造:長岡生コンクリート(担当:渡辺まさつぐ)、施工:仁科組(16m2、100mm厚、3名、40分)
スランプ0cm、勾配があってもなくても
入口部分の16m2は1時間足らず(40分)で完成。
もともと土間コンが舗装されていたものの、(水)勾配がキツすぎて車体底部を擦ってしまっていた。
ドライテックにすれば水はけのための勾配を設定する必要がない。
最低限の勾配(角度)に抑えることができるため愛車が傷つくこともない。
また、現場条件上どうしても傾斜になってしまう部分があったとしてもドライテックのスランプは0cm。
型枠をすぐに撤去できる(自立できる)ドライテックはあらゆる現場条件にも対応できる柔軟さを有している。
このところ仁科組さんはドライテックをよく採用していただける。
その施工上の強みに味を占めていただけたようだ笑。
スランプ0cm、自立可能な不思議な生コンクリート
即時脱型されても自立しているスランプ0cmのポーラスコンクリート(ドライテック)の特徴。このため、型枠工事も簡易なものとなるし、単位施工面積を小さくすることで施工人員も抑えることができる
施主とか一般の方々にはあまり関係のない性能ではあるけれど、ドライテックの知られざる強みは「スランプ0cm」。
動画でもわかるように仕上げ(締め固め)直後に型枠をばらしている。
これ、通常の生コンではこんなことはできない。
スランプという指標があって、生コンクリートは通常流動性を帯びているものであるからだ。
スランプ試験(スランプしけん、Concrete Slump Test)とは、凝固前の生コンクリート(生コン)の流動性を示す値であるスランプ (slump)、スランプ値を求める試験のこと。スランプの値が大きくなるほど流動性の高い生コンクリートである。スランプ試験によって求められ、単位はcmで表す。スランプはコンクリート打設作業の難易と効率、ワーカビリティー(workability) を調べる指標になる。(Wikipediaより引用)
コーンと呼ばれる容器に詰められた生コンクリートはコーンが外れると写真のように下がる(スランプ)。
その度合いで生コンクリートは流動性を測られる。
つまり、スランプ(落差)がある生コンクリートは仕上げたら即型枠をばらすってわけには行かないのだ。
スランプが無い(0cm)ドライテックはだから生コンクリートのように勾配のきついところで打設されたとしても垂れない。
だから施工者にとっては思い思いの形に施工しやすいということになる。
その性質が今回の現場でも遺憾なく発揮された。
「土間コンの水勾配がキツすぎて車体底部を擦ってしまう」
車が大好きな方々からしたらこれは死活問題なのだろう。
自在な形に施工できない土間コンではなく、微妙な地形・勾配にも思い通りの形(角度、傾斜)に施工することができるから、ドライテックはソリューション(問題解決策)となった。
これからは水はけを気にすることなく、それでいて勾配で車のお腹を擦ってしまう心配もなく、素敵な生活をお楽しみください。
人のお役に立てるってのはとても気持ちの良いものだ。
宮本充也