2021/04/09
「雑草は生えません。樹木には優しいです。なんと都合のいいプロダクトだろうか」

先日 ドライテック施主から 「草が生えないの?」と質問を受け あまり自信無く返答したんですが よくよく考えたら 自社駐車場で施工した 打設後3年以上経過した状態の 展示場がありました。 全く草を生やしてません。(吉岡商店吉岡広光さん共有)
見た目スカスカ草生えそう
いつもLINEでDMくださるのは京丹後の吉岡商店吉岡広光さん。
先日 ドライテック施主から 「草が生えないの?」と質問を受け あまり自信無く返答したんですが よくよく考えたら 自社駐車場で施工した 打設後3年以上経過した状態の 展示場がありました。 全く草を生やしてません。
これ、よくある質問。
見た目スカスカ草生えそう。
結論から言えば、大丈夫。
証拠から言えば以下の通りだ。
論より証拠。
施工から3年以上経っているドライテック部材からは草は生えていない。
未舗装部分との境界までは雑草はきっちり(?)繁茂している。
雑草が生育するためには根を広げるだけの十分で連続した断面・空間が必要
植生ポラコンという言葉もあるくらいなのでややこしい。
大地に蓋しない、エコロジカルな性能がどうしても「緑に侵食されそう」的なイメージを与えるのかもしれない。
事実、4枚目、最後の写真でもわかるように、キワ(土間コンクリートとドライテックの境界)の部分からは雑草が生えている。
一方、同じくスカスカ空隙であるはずのドライテックの水を通すための空間には草は生えていない。
論より証拠。
理屈より現実なのだが、あえて解説を加えると、雑草が生育するためには根を広げるだけの十分で連続した断面・空間が必要。
ドライテックの水を通すための空隙は大きくてせいぜい5mm程度。
それに、草が生育するための条件である四方に均等に根を広げるための十分で連続した空間にはならない。
仮にごく小さな草が生えたとして、根は均等に広がることもなければ、駐車場であれば頻繁に輪荷重や踏圧にさらされるため、草は成長することができない。
イメージと違って、現実は雑草にとっては過酷な条件となっている。
だからといって、植物と調和しないということではない
⚫︎参考記事: 【徳島】樹齢800年スギに新芽「回復してきてよかった」那賀町天然記念物
ドライテック(ポーラスコンクリート舗装)そのものからは草は生えてこない。
これは事実。
でも、周辺の植木や樹木の根系への水の浸透は妨げない。
こちらも、事実。
参考記事にあるように、地球に蓋していたアスファルトを撤去しドライテックにしたことで樹齢800年スギに新芽というニュースが取り上げられたことがある。
造園、自然環境との調和性をこれ以上わかりやすく表現した記事はない。
雑草は生えません。
樹木には優しいです。
なんと都合のいいプロダクトだろうか笑。
自然環境に配慮した営みが必要だから縄文人に見習おう、舗装をするのはやめよう、苦労をしよう、というのはなんとも短絡的な発想だ。
現代のテックや利便性を否定する、二項対立の考え方。
そんなあなたはユニクロやコンビニを絶対に使うなと言いたい笑。
僕たち人類は暮らしていく以上利便性を求める。
これは否定してはいけない。
と、同時に、サステナビリティ、環境との調和も志向する。
AかBか、ではなく、AもBも、統合に向かうべき。
そのためには工夫や努力が必要。
そのためのテックやプロダクト。
その一つの具体例としてのポーラスコンクリート舗装(ドライテック)という手段とその普及がコンクリート産業の使命。
「見た目スカスカで草生えそう」
「草が生えないの?」
よくある質問に対しての答え。
最先端のコンクリートテックは地球に蓋しない、なのに舗装としての利便性を提供しうる、だから雑草は生えないけど、周辺植生に対しては悪影響を及ぼしません。
宮本充也