2021/04/30
【長野】「未来の夢を明日の形に」アップル生コン

前日に引き続いて2日目のアップル生コン(松本市)主催ドライテック施工見学会(製造・施工体験)は、施工After乾いた後のドライテックと、施工中のドライテックどちらも見学できるわかりやすい体験を参加施工者等に提供することになった。
製造・施工:アップル生コン(担当:加藤平、10m2、100mm厚、3名、40分)
施工前・中・後のドライテック
アップル生コンのセメントサイロには「未来の夢を明日の形に」というメッセージ。
コンクリートconcreteには「具体的な」という意味もある。
誰かの思い描いた未来の夢、設計図、想像を、具体的な形にするのを支えるのが生コンクリートという仕事。
仕事にロマンを持って、それを表明して実行する姿はかっこいい。
施工Before。
右手側は前日1日目の施工見学会で完成したドライテック。
2日目の見学会では、施工Afterに水を垂らして透水性能を確認しながら、施工前、中、完成までを見学することができるなんとも盛り沢山の内容。
施工スタート。
ドライテックは写真のように「生」の状態で現場に運び込まれる。
水気を含んだドロドロの状態なので、見た目も完成後のドライテックよりも色濃い。
硬化に従って水分は蒸散し色は左手の完成ドライテックのように白く変化する。
敷設、均し(トンボ、プラゴテ)と平坦にされたドライテックはプレートコンパクタで締め固められれば完成。
施工は次のスパンへ。
スパンが小割りされていると施工が楽になる。
また、平坦に均された材料はなるべく時間を空けずに締め固め(仕上げ)することを推奨している。
プレートが均し面を追いかけるような要領だ。
施工After。
10m2の展示場は前日すでに施工を経験しているアップル生コン職員3名のDIYで見事40分で完成。
見学者は施工前、中、後、供用中(白くなったドライテック)全てを一気通貫で見学することができる。
施工者はその場で庭コン施工業者登録を決め流。
また、マーケティングで連携をしているエクステリア資材販売日本一のエクスショップとの協業も了承してくださった。
また、このスペースはそのまま駐車場を兼ねた展示場となり、バケツの水をひっくり返せばその脅威の透水性をいつでも確認できる。
雨の日は水がたまらない様子も見られる。
やはり、ブログや動画もいいけれど、リアルな体験に勝るものはない。
未来の形を明日の形に
今回長野県松本市のアップル生コンのように、全国各地の生コン工場はそれぞれの地域で未来の形を明日の形にしている。
72年目となる生コン産業。
これまでは一般にあまり馴染みのない業態を貫いてきた。
「生コン?セメント?モルタル?」である。
そんな生コン工場を、生コンポータルではより適正に理解してほしい、多くの人にわかってほしい、という思いで「生コンをもっと身近に」生コンビニというブランドを展開している。
⚫︎生コンビニ:https://www.nr-mix.co.jp/diy/sale/
施工者にとっても「生コンが必要だから」という消極的な理由で取引のある生コン工場。
その存在ももっと積極的に「生コンでいいこと」として理解してもらう。
DIYerや更には一般の人たちにとっても身近な存在になることで生コンはもっと社会のお役に立てる。
現場、ラストワンマイルにいる僕たちは情報発信が弱いだけで、本当はすごく価値ある仕事を世の中に提供できる。
もっと、未来の夢を明日の形に、この仕事を広げたい。
わかりやすいコンテンツ、地球に蓋しないポーラスコンクリート舗装、ドライテック。
この取り組みを通じて、生コンをもっと身近にしていきたい。
宮本充也