2021/05/03
【東京】「わざわざ水はけ、水勾配に関して検索する一般人は一握り」真尾商店・エクスショップ

東京都八王子市。水勾配40cm以上の高低差が生じる。ブロック1段の見切りがあるが隣の物なのでその上にブロックは詰めない。勾配をゆるくすると隣の様に水たまりができる。施主よりドライテックの希望がエクスショップに寄せられ採用。
製造:真尾商店(担当:真尾邦俊)、施工:エクスショップ施工店(70m2、100mm厚、6名、2時間)
水勾配40cm以上の高低差を真っ平らに
施工Before。
玄関前から隣接道路(排水部)までの延長が長く、水勾配をつけると最低でも40cmの高低差がついてしまう(玄関のレベルと同じか高い?!)。
さらに、隣地との境界ブロックはお隣さんのものであるため、ブロックをその上に積むわけにもいかない。
かといって、勾配をギリギリの角度に設定すればお隣さん同様水たまりになってしまう。
前にも後ろにも行けない状態を打破してくれるのはいつだってドライテック。
今回もドライテック一択をエクステリア資材販売日本一のエクスショップから提案して採用となった。
隣接道路部の境界にある排水設備との高低差0cmの高さから施工。
勾配0°、まっ平らの施工にしたって、水はたまらないからだ。
ドライテック施工上の特徴として写真のように任意の場所で施工を中断することができる。
生コンと違って仕上げ直後に型枠を撤去し打ち継ぎ(ホットジョイント)ができる。
だから、任意のタイミング(材料が途切れた時とか休憩を挟みたいとき)に自由に施工を中断できる。
連続施工が原則(途中で休めない)の土間コンクリートよりも楽になるポイント。
材料はスランプ0cmで自立できるからこうしたアドバンテージが生まれる。
ドライテックさらに施工上のメリットとしては写真のようにスニーカーで仕上げ面を闊歩できる笑。
生コンの場合、作業者は確実に長靴で現れる。
ズブズブと埋もれてしまうから、お気に入りのスニーカーが台無しになる。
この気軽さがDIYerを惹きつけて離さない性能となる。
いよいよ最終局面。
敷設された材料はレーキやプラゴテで平らにならされ両脇の端部はタンパで締め固め、それ以外の広い場所はプレートコンパクタ(30kmタイプ)締め固めに追いかけられるという単純なフォーメーションが繰り返される。
最初から最後まで全く同じ工程だからしまいにはスピードが2倍速笑。
施工After。
水勾配0°の施主の希望に見事叶った真っ平らなドライテック舗装70m2は6名たった2時間で完成。
ちょっと申し訳ないが雨の日はお隣さんの水たまりと見事な比較が見られるだろう笑。
水勾配で悩むのは本来は施工者であるのに施主が探してドライテック
実は今回エクスショップに辿り着くまでにお施主さんあちこちに問い合わせをされたそう。
どちら様も「水勾配をつけましょう」と「真っ平らな舗装」を希望される施主に対してけんもほろろな返事。
インターネット以前ならきっとそのまま泣き寝入りだったろう。
生コンポータルではここ6年毎日毎日ドライテックをはじめとする「生コンでいいこと」を発信し続けている。
生コン屋さんは一般のお施主さんとダイレクトな繋がりを持つものではない。
生コン屋さんの先には施工者がいて、もっと言えば商社が間に挟まったり、ハウスメーカーの購買部がいたり。
多段階の階層に阻まれてお施主さんは生コン屋さんの価値に直接触れることは難しい。
それでもめげずにしつこくしつこく発信し続けてきた結果SEOも強化され今回のように一般の方々の目にドライテックが触れるようになってきた。
それでも、「わざわざ水はけ、水勾配に関して検索する一般人」は一握りだろう。
本来は、途中にいる商社や施工者、ハウスメーカーの頭の中に「地球に蓋しない」ポーラスコンクリと舗装を実装せねばならない。
そうなってこそ、エクステリアの標準としての地位を手にすることができる。
引き続き毎日ブログ3本という鬼メニューに加えて、市場と顧客につながるための要素、施工者や商社、建材店、製造者というインフラを整えることに注力して行きたい。
常に発注者目線で「どこに相談したらドライテックを工事してもらえるか」を整備(DX)している。
こちらのリストでは施工者目線で「どの工場、建材店で材料を購入できるか」をDXしている。
「生コンをもっと身近に」
生コン産業は70年、エクステリアは50年。
その産業の歴史の中で培われてきたB2Bという鎖を打破する。
情報発信(インターネット)と企業関連携(多段階の流通階層の打破)。
この2つの要素に全集中してもっともっと公平で開放的な産業構造を作り出しドライテックをはじめ有用なソリューションが簡単に普及する世界を具現化して行きたい。
生コンポータルの使命だ。
宮本充也