2021/05/22
【群馬】「《抜きん出ること、すなわち、悪》から《先手を打ちたい》へ」坂本商事

群馬県高崎市。「ドライテックの問合せがあるがこのエリアではまだそれほど出荷されてない」「後からやるより先手を打ちたい」。実際に施工した所は取引先顧客向けにサンプル展示とするため、社長自らも汗を流しながらの施工となった。
製造・施工:坂本商事(担当:永田広志・田中住樹、8m2、100mm厚、3名、40分、タイムラプスあり)
先手を打ちたい
施工Before。
「ドライテックの問合せがあるがこのエリアではまだそれほど出荷されてない」
「後からやるより先手を打ちたい」
先手。
ビジネスというか、世の原則ともいうべきように思うかもしれないが、生コン業界には通用しない。
独占禁止法適応除外。
こと、生コンクリートに関して言えば、「抜きん出ること、すなわち、悪」がまかり通っている笑。
だから、「後からやるより先手を打ちたい」こんな風に当たり前に言えちゃう、そんな生コン工場や人物は貴重だ。
生コンポータルでは砂漠で砂金を探すような思い出そんな埋もれたタレントを大切にしている。
縦割り・階層で抑圧される生コン製造者が見出されるそんな産業構造がこれからのものづくりに必要だと信じているからだ。
そして、そんな組織に出会うといつも思うことがある。
理屈や講釈の前にまず行動や実践が立つ。
ドライテックの製造だけではなく、施工のフローについても自分たち自身で理解するため、なんと社長ご自身が陣頭指揮を取って施工を行った。
聞いたり、みたり、ではなく、最も情報量の大きいのは、「やってみる」。
グダグダ考えてても仕方ない。
後からやるよりも先手を打ちたい。
きっとこういう生コン工場が適切に見出されることで世の中はもっと良くなっていくのだと思う。
施工After。
製造、施工の練習を兼ねたドライテックはそのまま構内で取引先施工者向けのサンプル展示として保存される。
立ち寄る人たちは水を張ったバケツを逆さまにするだけでその性能を理解するところとなる。
また、職員の皆さんは、その施工性を実体験を裏付けに伝えることができる。
もちろん、生コンポータルとしても集客(マーケティング)上の支えとなりたいが、その土地における自発的な発信にには敵わない。
産業構造が理由で、これまでそれぞれの地域で埋もれていたこうしたタレントは今インターネットと企業間連携を通じて解放され始めている。
日々の施工見学会やオンラインセミナーの繰り返しで僕たち生コンラストマイルはそのことをビシビシと実感している。
ドライテックの問い合わせがある。
今、全国のおよその生コン製造者ではドライテックが話題になりつつあるようだ。
セメント新聞やコンクリート新聞など業界内のメディアを通した地道な情報発信も効果があったのだろう。
また、毎日3本地道なブログ更新も6年目となる。
お会いしたことのない生コン関係者のかたが記事をお読みいただくこともあると聞く。
以前は生コン工場の集まる団体を立ち上げたり、業界内の人と企業の交流を活発化させる意図の活動もしていた。
業界秩序(組合)で互いに地域や枠組みで分断・区分されている個々の生コン工場の交流を鼓舞する。
業界の流動性を高める。
そのことで、いつしかその象徴としてのプロダクト・ドライテックは話題に登るようになった。
テコでも製造を拒む生コン製造者も少しずつだが絆されて笑製造に取り組んでくれるようになった。
どれもこれも、今回のように、「先手を打ちたい」という実践1stの坂本商事さんのようなアグレッシブな生コン工場のリードの賜物である。
やっぱ、仕事は、そんな方々と共有したい。
生コンポータルの工場見学をご希望されているそうだ。
いつでも、ぜひ、いらしてください。
必要であればこちらから出向きます。
とてもお会いしたい。
もっと賑やかに。
もっと活発に。
そのことで、「生コンをもっと身近に」することが社会貢献につながっていくことを僕たちは知っている。
群馬県高崎エリアでもいよいよドライテックは本格的に広がっていくようだ。
宮本充也