2021/05/27
【兵庫】「俺が知っている未来とはすでに違う道を進み始めている」透水宣言

「あれから1年。そして、これからの1年。俺が知っている未来とはすでに違う道を進み始めている。楽しみになってきた。これからも、様々な活動を報告していきたいと思っているので、楽しみにしていてくれ。さあ、次の現場に行こう。」(映画「透水宣言」より)
すでに違う道
透水性コンクリート ドライテック【ミニドラマ】透水宣言 第4話 始まりから1年 前編
透水性コンクリート ドライテック【ミニドラマ】透水宣言 第4話 始まりから1年 後編
透水性夫が知っている未来とは違う
100年後の未来から現代に降り立った透水性夫が知っている未来。
それは、地下水が枯れ果て、見渡す限り砂漠、緑がない、温度上昇、天災の深刻化。
自然や生態系は破壊され、人々は完全空調の窓のない鉄筋コンクリートの箱の中で暮らしていた。
鳥の囀りは聞こえない。
樹々のざわめきなんて本で読んだことしかない。
食べるものも全てコンクリートの箱の中で飼育され、あるいは遺伝子組み換え、クローン技術で人工的に作られたもの。
自然と人が完全に対峙してしまっている。
それが、100年後の未来。
それが、透水性夫が知る今(未来)。
実現されなかった、SDG's。
オワコンとなっていたムーンショット、ESG評価。
性夫(さがお。なんか、下の名前だけだとずいぶん卑猥な言葉に読める)は歴史書を紐解いているとき(もちろん、スマホかタブレットか、はたまた脳細胞に直接入力される言語情報なのだろうけど)100年前に透水性コンクリートの普及に心血を注いでいる人物宮本充也の存在を知ることになる。
その男が夢見ていたこと。
大地を削らない、汚さない、蓋しない、CO2を収容するコンクリート。
その夢は無惨にも潰えてしまっていた。
ビジネスのセンスがないと言うたったそれだけの理由で。
映画「透水宣言」の設定だ。
過去に戻って現在を癒すプロジェクト。
そのプロジェクトを託され100回に1回の確率でしか成功しないタイムマシンに精鋭100人が乗り込んだ。
そのうちの1人が透水性夫だ。
他の99人(亜巣夫亜 流人、頑固 真斗、その姉 頑固真砂固、土間混 凝土 を含む)は100年前に降り立つこともなく、時の狭間のブラックホールに行き着いて消息不明で再起不能。
唯一、透水性夫だけが、運よく100年前(つまり、今)にたどり着いた。
もう、未来に戻ることはできない。
自分自身で、未来を開拓していくことしかできない。
そんな使命感を持って宮本充也の活動(透水性コンクリートの普及)にジョインする。
透水性コンクリート ドライテック【ミニドラマ】透水宣言 第1話 始まり
透水性コンクリート ドライテック【ミニドラマ】透水宣言 第2話 先祖代々の墓編
透水性コンクリート ドライテック【ミニドラマ】透水宣言 第3話 ベランピング・キャンプ編
雄大な自然の恵みを浴びることのできる現代で、必死に透水性コンクリートの普及を支えて1年が経過した。
ここは俺にとって全てが始まった場所だ。
あれからもう、1年が経とうとしている。
その間に、今までにはなかった変化が現れている。
透水性コンクリートのDIYに始まり、戸建ての庭への施工、エクスショップとの提携、そしてグッドデザイン賞金賞の受賞。
少しずつ、認知も広まってきたのではないだろうか。
(映画「透水宣言」ミニドラマ第4話前編より)
なんか、本当に性夫は100年後から来たんじゃないかと思うことすらある。
たまに、名前呼ぶときに、さがおっていいそうになる時があるくらいだ。
実際、さがおにはガチで普及活動の手伝いをしてもらってたりもする。
⚫︎参考記事: 「絶賛!人気No.1施工指導員が日本中の現場に駆け付けます!!」
映画を通して一般人よりもドライテックの施工に詳しくなったため、副業でドライテックの施工指導をプロ施工者相手にやっちゃってたりする笑。
どっちが本業、副業、どっちが現実、映画(フィクション)なのか、こうなってくるとまぜこぜになっちゃうのだ。
そういえば、この映画「透水宣言」はエクスショップの加島さん(代表取締役)とご一緒している時に思いついた。
実際に、ドライテックの認知が急速に拡大し始めているのは彼女の手腕によるところが大きい。
もう、現実とフィクションの境界線が消えてしまっている。
もしかしてこれからは映画「透水宣言」であるべき未来を表現することで、そんな未来が現実のものになっちゃうのかもしれない。
そんなふうにすら思ってしまう奇妙な縁だ。
時たま夢を見る。
実家の裏山の奥底に宮本家先祖代々の怨念が埋まっている。
僕と母はその怨念のせいでいつも心の奥底が疼いて苦しんでいる。
八方塞がりの暗闇の中で嗚咽している僕と母の傍に女性が座っている。
裏山から掘ってきたそれが入っている鉢植えの前で彼女は何かを手繰り寄せるような仕草をする。
すると、その鉢から半透明の色とりどりの植物が手繰り寄せられるように生えてくる。
それら急速に成長する植物の蕾は次々と花開き、そこから明るい光が溢れ出す。
嗚咽していた母や僕はそのことでなんだか救われたような心持ちになる。
ここ数年の僕の気持ちを表せばつまりそんなところだ。
いつもありがとうございます。
これからもよろしくお願い申し上げます。
「あれから1年。そして、これからの1年。俺が知っている未来とはすでに違う道を進み始めている。楽しみになってきた。これからも、様々な活動を報告していきたいと思っているので、楽しみにしていてくれ。さあ、次の現場に行こう。」
宮本充也