2021/05/29
【岡山】「ご当地ドライテックが楽しめる」白石建設

岡山県岡山市白石建設では地元ハウスメーカーとタッグを組んだドライテックキャンペーンを実施している(詳細は同社まで)。生コンオンライン(招待リンク:https://discord.gg/ySZhr37bgw)に寄せられた投稿では顔料タイプのドライテック打設の様子がわかる。
製造:白石建設(担当:吉田美香)
日本全国ご当地ドライテック
生コンオンラインにシェアされた投稿(招待リンク:https://discord.gg/ySZhr37bgw)。
グラさんは白石建設の武南社長だ。
コロコロ名前が変わり、途中で誰が誰だかわからなくなるのが、なかなかスリリングで面白いと思っている。
白石建設のドライテックの特徴は、「顔料配合」と「粒径」だろうか。
生コン工場は地場産業。
金太郎飴のように、日本全国全く同じ製品というわけではない。
地産地消ビジネスであるため、その土地で取れる原料にドライテックも委ねられる。
また、生コン工場の自由意志で、細かな改善がされる。
スタバの「ご当地マグカップ」みたいに、それぞれの土地のそれぞれのドライテックが楽しめるなんて素敵じゃないか。
誰がなんと言おうと、これが、素敵だ。
言い切りたいと思う。
これからは、これが素敵なのだ。
顔料配合をすることで着色ニーズに応える。
トップコートと違ってセメントに着色するため、水の加減によって白い析出物(エフロレッセンス)が発生することはあらかじめ説明される。
エフロによって色がちょっとボケてしまう懸念がある。
また、粒径(骨材最大寸法)は一般には20mmが多い(いずれの生コン製造者も標準で20mmをストックしているため)が、白石建設では1サイズ小さな15mmをドライテックの標準としている。
これはもう好みだが、小さいサイズの方がより詰まっていい(施主)という意見もあれば、20mmサイズの方がひび割れが目立たない(施工)という現実もある。
いずれにせよ、その土地の生コン工場にあれこれ可能な範囲を確認して選ぶことをお勧めする。
みんな、白石建設さんのような対応をするわけではないことをあらかじめご了承ください。
白石建設のドライテックは「顔料配合」と「粒径」が特徴となっている。スタバのご当地マグカップのように、ドライテックはそれぞれの地域でそれぞれの特徴を有している
ご当地ドライテックが楽しめる。
これ、重要なことだと思う。
あなたが住んでる街にサッカーチームがあったとしよう。
例えば、僕の住んでいる伊豆の国市にJリーグのサッカーチームがあるとする。
そのサッカーチームと、青森県八戸市のサッカーチームが試合をすることになったとする。
あなたが伊豆の国市民だったとしたら、どちらを応援するだろうか。
自明だ。
それと同じことで、岡山県に住んでいる人は岡山県の生コン屋さんからドライテックを買いたい。
伊豆の国市の生コン屋さん(僕)が仮にめっちゃ努力してたとしても、岡山市にお住まいのあなたの関心の外だ。
それが、良くも悪くも、生コン、地場産業。
経済はどこか遠くの企業じゃなくて、地元に還元したい。
そんな全国地元の輪に支えられているのがドライテック。
現在600工場の供給アライアンスが創造されている。
それぞれの工場で、それぞれの工夫や努力がなされている。
「生コンをもっと身近に」
ドライテックがDIYで用いられたり、一般の土間コンのように施工業者に認知されることで、生コン工場が身近な存在になっていく。
知られていないのは存在していないのと同じこと。
僕たち生コン製造者は知られることでもっともっと社会に貢献できると信じている。
ドライテックキャンペーン第1弾完了。
岡山市の白石建設の躍進は続く。
宮本充也