2021/07/24
【石川】「能登を訪れた際には是非その歩道を優雅に歩いてください」白馬生コン・室商

能登歴史公園。能登を訪れた際には是非その歩道を優雅に歩いてください。採用された舗装材はご存知ドライテック。エクステリアから有名建築外構、さらには公共歩道まで、あらゆるシーンで採用されているのはグッドデザイン賞2020金賞受賞の「地球に蓋しない」コンクリートです。
製造:白馬生コン、施工:室商(詳細不明)
能登歴史公園もドライテック
ドライテック施工上のアドバンテージには「リレー搬入が容易」というのがある。
生コン車には2t・3t(稀)、4t、5、8t、10tと各種車両が選べるが、配送効率が最も良いのは当然10t大型車。
注文も比較的入りやすく、一方、2t・3tは希少車両でなかなか注文も入らない。
入ったとしても非常に高額な生コンクリートとなる。
一方のドライテックは生コン車じゃなくともなんと軽ダンプなど輸送車両を選ばない。
こちらの現場のように狭隘部に材料を搬入するとき敷地手前の広いところまで生コン車(10t)で運び込み、そこからリレー搬入(背取り、子運搬)できるから「車両を選ばない」というメリットが生まれる。
生コン車のような特殊車両ではないためそれはそのままコストにも影響。
生コンよりも便利な生コン、というのはドライテックの強み。
次世代の土間コンとして急速にそのプレゼンスが高まっているのも施工上のアドバンテージによるところが大きい。
施工は日頃金沢生コンとタッグを組んで豊富な施工実績を誇る室商。
今回の骨材最大寸法は5mm(7号砕石)。
<p>パワートロウェル(円盤)を用いての仕上げは7号砕石独特の仕上げ方法となっている。
2005や1505に比べて粒径が細かく目がぎっしりと詰まっているそのテクスチャは選べる場合は好評だが、一方で「ひび割れが目立ちやすい」「空隙が小さいため透水性にやや劣る」などのデメリットも挙げられる。
いずれにせよ、その土地の生コン工場次第で選べたり、選べなかったりするので、あまりお勧めはしていない。
2005(あるいは1505)が全国区では一般的であり、汎用性も高い。
ただ、公共事業のような大規模案件の場合は先行プロダクト「パーミアコン」の標準仕様が7号砕石であることも影響し、仕様書ですでに7号採石を指定されているケースが多い。
⚫︎参考:パーミアコン | 佐藤渡辺
パーミアコンは我が国のポーラスコンクリート舗装(透水性コンクリート舗装)を拓いた伝統あるプロダクトだ。
ドライテックは当初パーミアコンの背中を追いかける形で事業展開していたが、「泳ぐ海が違う」と途中から方向転換しインターネット×エクステリアというセグメントに転向した。
それでも今回のようにご当地の雄力生コン工場の推薦により公共事業に採用されるケースも増えてきた。
施工After。
能登歴史公園。
一般のエクステリア・建築外構と違って普段公に開放されている場所だからいつだって見学に訪れることができる。
設計に文句言う筋合いはないが、排水設備はちょっと過大なんじゃなかろうか。
だって、ドライテックの表面は水流れませんから。
溢れませんから。
吸い込まれますから。
これ以上書くと公共事業から干されるかもしれないが笑、血税で賄われているのだから排水設備をこんなに豪華に設計するのはオーバースペックだと思う。
「材料屋が生意気言ってんじゃねえ」となるのかもしれないが笑。
それにしても40代とかになってくるとそこそこ中堅とかになってきて商談する(あんましないけど)相手も年下が増えてくる。
やっぱしキャリアとかも俄然優位だったりするし、どこに行っても恥ずかしくない程度の資格(知識の裏付け)を有してもいる。
今回のブログもそうだが、ちょっと上から目線になってしまうことが増えてきた。
このままでいいのだろうか。
毎日のブログもずいぶん偉そうに書きたい放題。
なんか、スッキリするのだ。
善人ぶって「お客様のために」みたいな嘘偽りを書き散らかすのではなく、思ってることをそのまま隠さずストレートに書き散らかす。
これ、ストレス解消になりつつある。
業界も20年選手で、若い頃徹底的に営業回りをしまくったおかげで、「建設、生コン業界の有名どころはだいたい友達」状態。
僕が知らない生コン関係者はもぐりだ、くらいに思っている。
これも、やっぱし若い時に頑張った貯金みたいなもんなのだろうか。
僕は基本若手(特に社外の男性)に対して非常に厳しいと言う自覚がある。
中学時代もそうだったが、先輩にコッテリ絞られたのだから、その伝統を断ち切ることなく後進に伝えていかねばならないという使命感すらある。
でも、真面目な話、若い時に頑張ると本当にいいことあるのも事実だ。
だから、頑張ってくれたまえ。
僕のパワハラに耐えてくれたまえ。
パワハラとは社内で社長の立場で行うと大問題になるが、社外で完全対等な条件で行えばそれはパワハラとは呼ばない(?)。
話が意味不明に逸れまくったが、あれだけ憧れた公共事業にもドライテックが当たり前に採用されるようになりました。
これも、若い時に頑張ったおかげだと思う。
そして、ご当地有力企業金沢生コンの力だと思う。
長いことやってると本当にいいことがある。
途中で辞めちゃうなんてそれこそすごろくでいうところの振り出しに戻るみたいなもんだ。
簡単に転職したりするのを僕はあまりお勧めしない。
誰に伝えてんだかいまいちわからなくなってきたが、若手諸君、これからも頑張って僕の役に立ってくれ。
がんばれ!
宮本充也