2021/07/25
【青森】「《防草シート》《砕石敷き》に代わる犬走・サービスヤード舗装の新しい常識」石岡ブロック・昭和石材興業

青森県弘前市。12年前に防草シート+砕石敷としたが、草が生える為草取りで夫婦ケンカになる。「これで夫婦仲良くできます」。施工・石岡ブロック「3年前に施工したがもう一度おさらいの意味で施工指導員に来てもらった。最近問合せが多い」
製造:昭和石材興業(担当:工藤弘志)、施工:石岡ブロック(担当:石岡知行、90m2、80mm厚、6名、3時間30分、タイムラプスあり)
「これで夫婦仲良くできます」
施工Before。
犬走、サービスヤード舗装の鉄板、「防草シート+砕石敷き」。
もうこれって「ふつ〜の」「どこにでもいる」エクステリア工事店とかハウスメーカーの外構担当者は「居酒屋入ったらとりあえず生」っつーくらい、「駐車場といえば土間コン」ってくらい、鉄板。
さも、「それ以外に選択肢ありません」くらいの、提案。
で、今回の採用理由も、こちらもよくある。
「数年経ったら草生え始めました」ってこれ。
最近ではザバーンとか、結構性能のいい防草シートも出てきてはいるようだが、とにかく「数年経ったら草生え始めました」ってのはよく聞く話だ。
さらに、その上の砕石敷きも問題を孕んでいる。
散らかる、子供がいたずらしてあちこちに投げる、汚れる。
事実こちらのお宅も12年経過したというが、「草とりで喧嘩」が絶えなかったという。
10年以上連れ添った夫婦をも危機に陥れる雑草。
恐るべし、雑草。
というわけで、ネットであれこれ調べていたらドライテックに行きあたったという。
そんな理由から「最近問い合わせが多い」と語るのはご当地の石岡ブロック。
地元でドライテック製造の実績ある昭和石材興業が製造に協力。
万全の品質管理でドライテックは現場に届く。
施工開始。
「3年前に施工したがもう一度おさらいの意味で施工指導員に来てもらった」
慎重を期したものの、さすがのお手並み。
また、犬走りのような狭いところでも、土間コンの施工とは異なりしゃがんで仕上げる必要もない。
基本立ち仕事だから腰にきたりしない。
「誰が仕上げを行うか」役割分担でも喧嘩が起きないと言える笑。
DIY可能なくらい、ドライテックの施工はとにかく楽ちんなのだ。
見事な平坦性。
真っ平ら、だけどもちろん水を通すから排水、水たまりに困ることはない。
水が溜まって広がることがないから汚れもつきにくいし、コケ・カビの生育も難しい。
これが、通常の土間コンなら水勾配や排水で悩むはずだし、ジメジメした場所でコケ・カビあるいは汚れが数ヶ月もすれば目立つようになる。
ドライテックは雑草対策だけでなく、土間コンにはないメリットも生み出している。
施工After。
犬走、サービスヤード、アプローチ含む外構舗装90m2の舗装リニューアルは6名で3時間30分で完成。
お施主さんの声、「これで夫婦仲良くできます」。
こんなに嬉しいコメント他にありません。
マーケティング的にドライテックの競合製品てもしかしたら土間コンとかじゃなくてスイートテンダイヤモンドなのかもしれない笑。
脱《防草シート》《砕石敷き》で夫婦仲良く!
生コンの販売先は常にゼネコン・工務店など専門家・企業となるため、一般のダイレクトなリアクションに接することは少ない。
「これで夫婦仲良くできます」なんて、こんなに嬉しいこと言われるってすごいことだと思う。
そういえば、「ありがとう」もあんま言われない。
褒められるよりも、怒られることの方が、生コン屋さん多いかも?
これって、すごく損してるなっていつも思ってる。
だから、今やってる仕事、インターネットと企業間連携を通して一般に僕たち自身の価値を訴求するこの活動は大切だと思ってる。
続けたい。
結局仕事って、誰かの役に立って、誰かに喜んでもらうことを目的にしているはず。
その対価として利益がついてくる。
でも、ビジネスが手段ではなく目的化しているのをたまに見かける。
自社の売上・利益をまずは考える。
自社の生き残りを賭けて。
本来はそうじゃないと思う。
世間のお役に立つから、自社は生き残るし、売り上げや利益はさらに世間の役に立つためにもたらされるもの。
この順序を違えているケースを結構見かける。
特に、B2Bと呼ばれる一般ではなく企業を相手にしているとその罠に陥りやすいのかもしれない。
「これで夫婦仲良くできます」
こんなリアルな感謝の言葉をいただけるのは仕事の醍醐味だ。
世間一般の人々に喜んでもらうために僕たちができることを考える。
僕たちが長年続けてきたことは、「生コン」。
生コンという経験やノウハウを通じてどんな貢献ができるだろうか。
このことを僕たちは考えなければならないんだと思う。
仕事という嫌でも向き合わなければならない、裏を返せばそれだけ自分の時間を捧げている分野には、自分たちが気づいていないほど誰かを幸せにできる価値がある。
改めて、つくづく思い知った施工事例となった。
宮本充也