2021/08/11
【京都】「なんと土間コンが相場のカーポート駐車場に真っ黒ドライテック採用」吉岡商店・奥田建設

吉岡商店吉岡広光通信改(最近吉岡さんからのドライテック共有LINEを勝手にこう読んでいる)。なんと、通常真っ白な土間コンが相場のカーポート駐車場に真っ黒なドライテックが採用された!今後の経年変化に注目だ。
製造:吉岡商店(担当:吉岡広光、バイフェロックス黒318 C×3%使用)、施工:奥田建設(4.0m3/32m2)
真っ黒ドライテック
施工Before。
カーポート土間。
通常であれば土間コン一択であるところ、今話題の透水性コンクリート「ドライテック」に白羽の矢が立つ。
なぜか?
製造はご当地京丹後の吉岡商店。
そう。
あの、色の魔術師吉岡広光がいる生コン工場だ。
普通、「真っ白な土間コンで」とまるで居酒屋に入ったら、「とりあえず生」のような選ばれ方をするところだが、京都府京丹後市ではどうやらこのところ様相が変化しているようだ。
ドライテックに積極的な生コン工場あるところにカラー透水性コンクリートあり。
しかも、今回のカラーはなんと。
黒ドライテック。
この僕も初めて見た(かもしんない)。
これ、吉岡商店の真骨頂。
同社は普段からカラー対応に積極的。
セメントの3%、と言った感じで顔料を生コン車に直接投入して撹拌すると材料に色がつく。
単位水量、つまり単位セメント量の小さいドライテック(透水性コンクリート)の場合顔料も少なくて済むため経済的でもある。
普段の灰色、あるいは土間コンの白(数ヶ月立つと汚れて見る影もないが)が当たり前のところに、真っ黒なドライテックはなかなか見応えがある。
また、コンクリートであるため、アスファルトの黒ともやや異なる見た目となる。
なんか、こう、高級感あふれる黒というか。
(これは贔屓ってやつだろうか笑)
それでは施工スタート。
カーポート(屋根)が設置されてあるため搬入は一輪車による手作業。
端部は締め固め(振動)が行き届かないこともあるため丁寧に突き固める。
施工After。
なんとも真っ黒な土間コン。
壮観。
天晴れ。
色の魔術師吉岡広光見参といったところか。
前向きな生コン工場あるところにドライテックあり
今がまるで嘘のようにドライテックに取り組み始めた頃はいちいちの現場でいちいちの生コン工場との折衝があった。
とにかく、練ってくれないのだ。
いまだに一部地域に関してご当地の生コン工場の協力が得られにくく苦しい局面を迎えるケースもある。
そして、次第に気づくようになった。
ドライテックって何事にも前向きな生コン工場かどうかを理解する検査薬みたいなもん。
「練ってくれますか?」
二つ返事でOKな工場は、つまり、何事にも前向きで、顧客の期待に添う気満々。
つまり、普通の生コンとて溌剌として納品してくれる優良企業が多いってことがわかる。
施工業者はそんな生コン工場を仕入れ先にできるだけで職業人生が変わると僕は思う。
イヤイヤ生コン運んでくる工場と、いつも前向き笑顔で持ってきてくれる工場。
そして、いつの間にか生コンポータルはそんな前向きな生コン工場のデータベースを構築して言えることに気づいたのだ。
そしていつしか、僕たちはこの663に登る生コン工場のリストを「生コンビニ」と呼ぶようになっていた。
「近くて便利」さながらコンビニのように。
生コン工場を身近に感じてもらいたい。
生コン工場に行けば、とりあえず建設に関わるものはだいたい揃う、便利な場所としての生コン工場。
でも、全ての生コン工場がそんな便利な場所とは限らない。
「ドライテックに取り組んでいる工場は積極的」
つまり、このリストは施工業者にとって有益な生コン工場の一覧ということができる。
いわば、選りすぐられた生コン工場のリストなのだ。
普段なかなか生コン工場を選べない施工業者もいるだろう。
ましてやDIYerなら生コン工場に連絡することも敷居が高いはず。
生コンポータルではそんな現状を打破し、生コンをもっと身近にすることで建設現場に喜びを届けたい。
決裁だって、コンビニでぴっと払うように、気軽にしたい。
口座取引までの煩雑なプロセスとか解消したい。
顔パスくらいの気軽さを実現したい。
現在生コンポータルではそんな「生コンビニ」構想を事業パートナーらと連携して準備を進めている。
生コンをもっと身近に。
吉岡広光のような積極的な生コンパーソンがもっと身近になれば建設は確実に変わるはずだ。
宮本充也