2021/08/28
【宮崎】「このお宅は今後永久に水はけ、ぬかるみ、水たまりに悩まない」都北産業・サンホーム工事管理

宮崎県都城市。もともとは土間コンダッタが、旗竿地だった為水勾配を取れず排水溝もない。施工・サンホームより「透水性のコンクリートがあるのでこれなら水勾配をとらず排水溝もいらない」提案したところ採用。都北産業の社長さん、「これからどんどん出荷する為一番最初に会社名を載せて下さい!」
製造:都北産業(担当:嘉藤敦)、施工:サンホーム工事管理(担当:大石洋之、80m2、100mm厚、7名、3時間、タイムラプスあり)
旗竿地、水勾配とれず排水溝もない
施工Before。
がっつり旗竿地。
写真で見えている部分が、竿。
さらに、奥に旗のように敷地が広がる。
だから、旗竿地。
これって、外交工事業者を悩まされる敷地の形で、なぜって、排水計画が難しいから。
一般に水勾配は隣地接道部分の排水設備に向かってなだらかにつけられるが、旗竿地の場合その傾斜が長大に及ぶため高低差が大きくなり水勾配が設定できなくなる場合がある。
また、途中に排水設備がないことからも別途設備工事が追加され何もうまない排水だけで予算オーバーなんてことも起こる。
一方、ドライテック(透水性コンクリート)であれば委細構わず舗装できる。
水がたちどころに吸い込まれていく。
だから、外構工事業者の永遠の悩み「水はけ」「排水計画」は一発解消。
施工・サンホーム工事管理から提案され施主も納得し採用となった。
それでは、施工開始。
まず、注目したい(というよりも、参考にさせていただきたい)のがこの「移動式型枠工法」。
お分かりのように、施工幅(幅員)を型枠で狭くきって小さい面積で仕上げていく。
幅員が狭ければ狭いほど施工は楽になる。
目配りする範囲が小さくなる、ということはそのまま作業人員の軽減につながる。
素晴らしい工夫だ。
さらに圧巻なのはこの工夫。
無数に設置されてある型枠が施工(子運搬)上の障害とならぬように配慮されたもの。
匠の技を感じる。
こんな施工業者に施工してもらえてこちらのお施主さんはとてもラッキーだと思う。
お見事。
まっっっっっ平ら。
歩きやすそう。
あぁ、早く、歩きたいっ。
ここからも川の流れのように続くお見事な施工。
施工after。
「お見事」の一言。
素晴らしい。
80m2という広い面積の旗竿地の舗装工事がなんと7名でたったの3時間で完了。
旗竿地なのに全く勾配がないし、排水設備も見当たらない、これはドライテックの特徴だ。
排水設備を設置することを考えれば費用も抑えることができたはず。
なんか、いいことやってんなあ、って実感してしまうような現場だ。
このお宅は今後永久に水はけ、ぬかるみ、水溜りに悩まないのだ。
快適な庭ライフが約束された。
今回は施工業者(サンホーム工事管理)からの提案。
これまでは一般消費者がネットであれこれ調べて施工業者に相談し、「ドライテック?聞いたことねえな」みたいなそれほど前向きではない施工業者が渋々(笑)生コンポータルに連絡してくるってのがほとんど。
でも、少しずつだが、腰の重い施工業者も変わりつつある。
「ドライテック、便利だぞ」
ということに気づき始めた。
こちとら16年前からそのことを知っていて、ここ6年間は毎日そのことをひたすらネットで発信し続けてきたのだ。
蓄積も大きい。
信条として、プロダクトの普及の成否は関わる全ての人に利益を残さなければならない、というのがある。
一般消費者の悩み解決とか、夢実現、だけじゃダメ。
施工業者にとってもメリットがあり、その手前の製造(僕たち生コン工場)にとってもきちんと利益が保証されたものでない限り、普及はおぼつかない。
情報発信では常にそのことを意識してきた。
だから、世界の景色は変わり始めた。
ようやく施工業者にも強く支持され始めたドライテックはここから怒涛の普及を見せることだろう。
今ですら関係者の中では、「ドライテックすごいですねえ」なんて共通の話題になっている。
こんなもんじゃない。
そして、ドライテックだけじゃない。
世の中に貢献できるコンクリートプロダクトはまだまだ埋もれ知られていないだけだ。
ここから世の中をさらに美しくするためにも、消費者・施工・製造を満足させるような事業を広げていきたい。
一般消費者は全国地元の施工・製造業者を一覧でき、直接連絡することができるようになっている。
宮本充也