2017/09/05
「面倒な組合交渉ありませんよ」 道路・透水・外構・小規模・コンクリート舗装

数ある民間建築の外構舗装工事。
そこには透水性コンクリートが採用されるべき場所が限りなくある。
めんどくせえ
そう思われたい人なんていないと思う。
でも、僕たち生コン屋は一部の人たちに、
「めんどくせえ」
そう思われていることも事実。
生コンブログの始まりである。
昨日も定例の大手道路会社巡回を行った。
7月1日より当社技術顧問に就任していただいた、
渡辺夏也氏はコンクリート舗装の権威。
職歴の全てをコンクリート舗装に捧げてきた。
その人脈は非常に広範に及んでいる。
ぱっと出の僕と違って、
渡辺夏也さんの前では道路会社技術者各位も本音をこぼす。
曰く、
コンクリート舗装という瞬間に生コン屋との交渉が憂鬱だ
ということだそうだ。
思い当たらないだろうか。
組合の割り決会議の時に舗装コンクリートを押し付けあったり。
固練りの七面倒くさい生コン
曲げ供試体思いよ
そんな風に思ったりしたことないだろうか。
生コン屋がまるでいうことを聞いてくれない、
あんまりうるさいこというなら練りませんよ
くらいの態度で出られる。
そりゃ道路会社各位もコンクリートのために汗をかこうと思わないだろう。
お隣韓国はコンクリート舗装とアスファルト舗装の比率が、
50:50
比して我が国は、
5:95 = コンクリート:アスファルト
こうなっている背景には僕たちの舗装に対する意識が多分に影響していることだろう。
いわんや透水性コンクリートにおいてをや
となる。
「面倒な組合交渉ありませんよ」
ぱっと顔が明るくなる。
「GNNは超前向きな生コン工場の集まりです」
前のめりになる相手の姿勢がわかる。
今僕たちはGNNというポジティブな生コンネットワークを、
大手道路会社にお伝えしている。
今日も引き続き2件訪問予定だが、
いずれの道路会社も非常に歓迎してくださる。
「よくぞそんなネットワークができてくださった!」
くらいだ。
これまでの生コンの姿勢が非常に後ろ向き且つ非協力的だったから。
とても素晴らしい性能を持つコンクリート舗装がなかなか広がりを見せない。
適材適所
コンクリートが適応されるべき舗装は年間に数百万㎥ともいわれる。
僕たち生コン工場はそのチャンスを自ら断っている。
そう自覚せねばならないだろう。
生コンが実りある業界・仕事だと思っているだろうか?
もしそう思っていないのであるならば、
それはあなたにも責任がある。
もちろん僕にも責任がある。
やれること。
目の前の仕事。
とにかく今日も果敢に挑戦したい。
その一つが透水性コンクリートの道路会社への提案。
数ある民間建築の外構舗装工事。
そこには透水性コンクリートが採用されるべき場所が限りなくある。
大手道路会社にきちんと元気な生コンの価値をお伝えすることで、
透水性コンクリートの出荷が当たり前の日本の生コン業を創りだす。
僕にはその道程がきちんと見えています。