2017/09/29
「夢を描ける事業領域」 アスファルト・コンクリート

同じような製品として、
・アスファルト
・コンクリート
一般には何が違うのかわからん
みたいなイメージを持たれているかもしれない。
アスファルト合材は石油製品で、
コンクリートはセメントを主要原料としている。
いづれもプラント設備を利用して製造されている。
だいたいどの地域にもプラントはあるということ。
いづれも建設資材。
また、いづれも舗装に用いられるという点では共通項もあって、
なのに非常に不思議なのは、
お互いに全くといっていいほど交流がない
本当に不思議だと思う。
隣の業界で同じようなもんを扱っている。
なのに、商習慣から流通経路からなにからなにまで共通項がない。
透水性コンクリート舗装がいわゆる、
「いいもの」
であるにもかかわらず普及がそれほど進まない原因の一つに、
アスファルト業界とコンクリート業界の交流が全くないこと
があげられるのだと思う。
我が国では舗装といえばアスファルト(95%)となっている。
透水性コンクリート舗装は言っても舗装
だから、どちらかというと道路会社マターとなる。
(※アスファルト合材プラントは道路会社が運営している)
ただし、透水性コンクリート舗装の製造者は生コン工場。
この歪み構造が透水性コンクリート舗装の普及を阻害している。
道路会社マターであるはずの製品の製造元が道路会社ではない。
そして、アスファルトとコンクリート互いの業界の交流が皆無。
ヒートアイランド現象の抑制や洪水被害の軽減などに有効。
総論では透水性コンクリート舗装の普及を期待されている。
一方各論においては業界間の歪み構造により普及が妨げられている。
透水性コンクリート舗装はアスファルトとコンクリートのあいのこ。
その両親が別居状態。
そんな感じだろうか。
このところこの点に問題意識を感じ、
道路関係の人物や企業との接触に力を入れている。
この歪み構造にメスを入れればもしくはイノベーションが生み出されるのではないか。
日本中にアスファルト合材プラントがあるように、
生コン工場もほぼ日本全域を網羅している。
社会的に有効な材を普及させるためには、
業界間の歪みを超越した適材適所を期待するべき。
まずは道路会社、アスファルト業界をしっかりと理解するところから始めたい。
そのためにも定期的に道路会社やアスファルト業界関連企業に接触をし、
透水性コンクリート舗装の普及を阻害している要因を理解し、
一つ一つをつぶしていく。
ちょっと大真面目なブログを書いてしまった。
全舗装に占めるコンクリート舗装の割合は、
たった5%
そのたった5%の中のさらにたった5%
それが透水性コンクリート舗装の割合。
めっちゃ少ない。
ということはつまり考え方を変えれば、
青天井の市場性
大海原に挑戦する夢のある事業。
現代なかなか見つけることは難しい。
透水性コンクリート。
いつの間にか10年以上腐れ縁というやつだろうか。
取り組んでいる。
低迷する生コン業界。
夢を描ける事業領域の一つとして。
透水性コンクリートの可能性はすさまじい。