2017/11/03
「土間コンの常識を変える」 水勾配・メッシュ・水引き・ブリーディング・仕上げ・初期凍害

土間コンの常識を変える
土間コンといえば一軒家の駐車場にほぼ、
100%
の確率で施工されているものである。
材料は、
生コンクリート
を使用している。
一つ一つの規模は小さいながらも、
生コン工場にとっては軽んじることのできない市場となっている。
その土間コンの常識を変えたい。
写真はWEB経由で相談を受けたもの。
おそらく、
初期凍害
といって、水和反応初期に凝結水が凍ってしまって、
表面に無数のひび割れやスケーリングを発生させるもの。
この現象が起きればその後も水はそのひび割れの中で凍結し、
凍結すれば水は体積膨張を起こすためさらにひび割れは大きくなる。
土間コンは朝一番が相場
土間コンクリートはとにかく施工に時間がかかる。
ブリーディング
という現象が打設後2時間近くにわたって起きるため、
その間は「待ち」が発生する。
水が引くまで待たなければならないのだ。
その後仕上げに2時間程度を要する。
つまり、朝一番に施工しなければ作業は夜にかかる。
冬であれば0度を下回ることがあり、
初期凍害の様な現象が発生する。
だから、朝一に注文は集中する。
これは、施工者にとっても不幸だけれど、
僕たち生コン工場にとっても不幸。
お客様からの注文がすべて朝一に集中してしまうのだ。
車や人には限りがある。
お昼過ぎにはとても暇だというのに。
注文は朝に集中する。
透水性コンクリート
僕たちが土間コンの常識を変えるという所以。
ブリーディングと仕上げ作業がない土間コン。
この土間コンの普及でどれだけ多くの施行者と、
生コン工場のHappyを生み出すことができるだろうか。
そしてもちろんお施主さん。
水勾配のないフラットな土間コンなのに水たまりがない。
喜んでいただける。
土間コンの常識を変える。
少しずつ僕たちの夢が形になりつつある。