長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2017/11/23

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「子供が遊ぶ環境は平和が一番」 ゴムチップ・水勾配・傾斜・遊具・透水

「子供が遊ぶ環境は平和が一番」 ゴムチップ・水勾配・傾斜・遊具・透水

子供たちが遊ぶ場所は平和であってほしい。

誰しもが思うことだと思う。

平和

平(たいら)で和と書いて平和。

生コンブログの始まりである。


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※新東名高速道路駿河湾SA(下り)

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※遊具の周りの舗装


見たことのある光景だと思う。

是非次に見ることがあれば仔細に眺めてみてほしい。

実はこの舗装は100%傾斜しているということに気付くと思う。


子供が遊ぶ遊具の周りが絶対に傾斜している。

どうして傾斜する必要があるのか?

子供が遊ぶところ。

転倒してしまっては困る。

傾斜してるより平なほうがいいに決まってる。

なのに傾斜している。


水勾配

一般にはそれほど意識されることはないかもしれない。

水勾配ってのはつまり傾斜のこと。

舗装に振ってくる雨は傾斜を伝って、

・集水桝

・側溝(U字溝)

などの排水設備に導かれる。

こうして水は処理されるため必ず舗装は傾斜している。

普段歩く歩道やアスファルトも傾斜している。


ゴムチップ舗装

これもあまり知られていないことかもしれない。

幼稚園や保育園の遊具の周り。

いつでも見かけるチャンスがあると思う。

なぜゴムチップかといえばもちろん、

万が一子供が転倒してもゴムがクッションになってケガしないようにコンクリート下地を被覆するための表層舗装

それが、ゴムチップと呼ばれる舗装。

このゴムチップ自体は実は水を透す。


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※ググって出てきたどこかのメーカーのゴムチップ


ここにも紹介されているように、

「通気性」

と合わせて、

「透水性」

が謳われている。

透水性があるなら水をその場で吸い込んでしまうんなら傾斜(水勾配)要らないじゃん

と普通はそうなるのだけれど、

残念ながらそうはなっていない。


土間コンの常識

下地として利用されているのは土間コン。

土間コンてのは生コン工場がお届けする生コンクリートを、

現場で成型して土間をつくることでできるもの。

土間コン。

残念ながら今の土間コンの常識は、

「水を吸い込みません」

だから、せっかく表層のゴムチップが水を吸い込んだとしても、

下地の土間コンが水を吸い込まないから、

結果水勾配、傾斜をつけなければならない。


力不足を否めない。

もっと普及活動を頑張って、

ゴムチップを施工する会社へのアプローチを真剣に行って。

いつしかゴムチップ舗装は平(フラット)でいい。

そんな世の中をつくらないとならない。

ゴムチップの下地は水を吸い込むよね。

ゴムチップの下地は透水性が当たり前だよね。

って。


冒頭にも書いた通り、

子供が遊ぶ環境は平和が一番。

プロとして現場にいて忸怩たる思いを感じることがある。

ところで、忸怩たる思いと手が滑って書いているものの、

忸怩(じくじ)ってなんだろう。

なんとなくこういう時に書く言葉なんだろう。

忸怩たる思いでいっぱいである。

忸怩たる思いで普及活動を決意している宮本であった。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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